く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<ハクビシン> 夜9時前、庭に突然2匹が!

2023年08月05日 | アンビリバボー

【親子? 白い鼻筋がくっきり】

 昨日8月4日の午後9時少し前、居間のガラス戸越しに黒い影が動く気配を感じた。そばにあったカメラを手に取り、シャッターを3回押してみると――。そのうち2枚に写っていたのは2匹のハクビシン(白鼻芯)だった。庭で見かけたのはこれが初めて。その名の通り、額から鼻にかけて白いラインがまっすぐ伸びていた。耳の前や眼の下にも白い模様。尻尾はかなり太く長かった。

 夜行性で、何でも食べる雑食性。甘い果実を好み、昆虫や小鳥なども捕食する。最近では住宅街の民家の屋根裏などをねぐらにすることも多いそうだ。以前、イタチが棲みつき天井を走り回る足音に悩まされたことがあった。そのため侵入口と思われる場所を金網で塞いだら、足音は聞こえなくなった。この2匹のハクビシン、近隣でも増えてきた空き家に棲みついているのだろうか。

 繁殖力は高い。1回に2~3匹を産んで生後わずか10カ月ほどで出産できるようになるという。写真の奥に写っている1匹は手前に比べてかなり小柄に見える。もしかしたら親子かもしれない。ハクビシンはアライグマほどではないが、かなり攻撃的という。この写真でも歯を剥き出しにし、こちら側を威嚇しているようにも見える。

 中国南部から東南アジアにかけて広く生息し、日本は分布域の北限に当たるそうだ。日本には毛皮用として中国から持ち込まれたという外来説が有力視されている。ただ移入時期が不明なこともあって、アライグマのような“特定外来生物”には指定されていない。鳥獣保護法により許可なく捕獲することも禁止されている。

 この数カ月、庭によく出入りしていたネコたちがぱったり姿を見せなくなった。ネコにとってハクビシンはカラスとともに天敵の一つ。ハクビシンが子ネコを捕食することも珍しくないそうだ。たまたま昨夜ハクビシンを初めて確認したが、もうずっと前から庭が徘徊ルートに入っていたのかもしれない。

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