言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

中途半端製品?

2015-09-27 09:22:47 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう

こんにちは。
お店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。




夜中目が覚めてトイレに立ったら、雨の音がしてきました。

昼間は曇り空から陽が射すときもあり、だんだんと晴れに向かっていると思ったのですが。

今もまだ少し雨が残っています。

そして、ちょっとムシムシしています。


本題です。

あるとき、ある製品を見せられ、これのチラシ(リーフレットなんですが)を作りたいので、アドバイスが欲しいと言われました。

それは子供が誤ってドアのヒンジ部分に指を入れてケガをしないように、指が入らないようにするという、まあ目のつけどころはいい製品でした。

しかし、です。

私はそれを見てがっかりしました。

まず第一印象として、心の中でですが、言ってしまいました。

「何これ?」

まず、色、です。
スカイブルー一色。

これが家庭のドアのヒンジ部分にあったら、と考えて見なかったのでしょうか。

すごい違和感!

それ以上に半製品だな、まだまだ製品=商品として世に出してはいけない、世に出しても、ほとんど受け入れられないだろうな、というしろものです。


なぜか?

肝心の長さが足りないのです。

家庭のドアの天地の長さは、現在では2mサイズのものも標準サイズとして出てきていますが、今まであるドアでも180cm以上はあります。

しかしそのものは、90cmにも満たないもので、ドアのヒンジ部分の上下の真ん中に取付けたとしても、ドアの上と下の部分にそれぞれ約50cm以上の空きが出てしまいます。

社長曰く、「子供の手が届くのは上は1mちょっとでしょ」


ショッピングセンターやスーパーなどであなたは見たことがありませんか?

子供がフロアに寝転がってだだをこねたり、遊んでいるのを。

家の中でも同じことですよね。

そうです。

上は大丈夫でしょうが、下は、たとえすきまが1cmしかなくても、いえ1cmだからこそ好奇心で、そこに指を入れて遊ぶこともあるんです。

そんなとき窓から風が入ってきて、ドアが勢いよく閉まったら…………。


そういったことも考えられないで、よくそんなものを作ったなあと。

なぜ180cm以上ないのですか、と聞くと、ビックリする答えが帰ってきました。

「材料的に一番余分なものが出ないから」

一瞬、わたしは声が出ませんでした。


ここまでではありませんが、あなたももしかしたらそういった商品を作ってはいませんか。

コスト重視で、他のことには目が届かない、というバカ商品を。

実は、売れないのは、自己中心的である商品が大半なんです。


使う方からの発想なら、材料が余分にかかるとしても、その材料費を惜しまないことが、販売につながるということがなぜ判らないのか、私には不思議です。

ちょっと見方を変えればすぐに判ることなんですが。

まだまだも多いんですよ、こういった手合いが。

あなたは、まさか?

違いますよね?



それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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