関西・東海地区の製造業の状況は相当厳しい状況です。
単なる間接的な対策では間にあわない。
関西・東海地区のものづくり企業、特に中小企業の景況は相当厳しいです。
単なる間接的な救済方法では当面の対策には間に合わない状況にきているようです。
今日、関西と東海地区の製造業に話を聞きました。
○東海地区
*金型製造の社長の声
・トヨタからこれまでの仕事を1/3に落とす。従業員も1/3にしなさい、 との指示がきた。
・これでいくと、従業員も1/3に落とすしかない。カーメーカーは設備投資をストップしている。
・今までとは違う。生き延びるためには、人材カットも仕方がない。
これから、お付き合いのゴルフも止める。
○関西地区
*滋賀県の機械設備・部品製作の社長の声
・ラジェーターを造っているが、仕事が25%減った。
・今までと違う。
・今までのゆっくりしたスピードと全く不況の展開が非常に早い。
・やがては、人材のカットしかないだろう。
*大阪市の鋼板加工業の社長の声
・キャッシュ・フローがないとだめ。
・どこも厳しい。営業かければ、仕事があるわけではない。
・倒産覚悟でやるしかない。
*大阪市の鍛造金型の社長の声
・今まで経験したことがない。手の打ちようがない。
・もうどうでもなれやの気持ちだ。
・銀行がどうしてくれるんやというしかない。
国や行政の対応も、ポイントが絞れてない。助成というより、いかに新たな分野の仕事を造るかだとう思う。
車関係、電子関係に変わる環境や医療など、違う分野の部品や機械など製作・加工する仕事を造らないと、大企業を支えている中小企業の倒産を止めないと、日本の各地で、失業者が溢れることになる。
緊急避難的な対応策で救済しないと、もう中小企業を持てないとの感じを強く受けています。
かごしま企業家交流協会
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