よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

関西・東海地区での活動(1-3)

2008-12-12 18:49:06 | 関西・東海地区での活動

儲かる企業の経営革新について(1)

 

これは11月20日大阪市での当協会主催の(株)OYM 大山 繁喜社長の講

演内容を提供しているものです。

 

 1 経営革新の3つの柱について  

 

経営革新には3つある。

一つは「製品を変える。」、 二つ目が「人の心を変える。」、三つ目が「仕事の仕方を変える。」だ。

 

製品を変えるは、①新規事業 ②新製品開発 ③新規顧客開拓 この3つだ。

これは中小企業には余り向かない。 中小企業で製品を変えるのであれば、一気通貫でコラボレーションをやってもらいたい。協業支援をやっていかないと資金力で全然足りないのでコラボレーションしてもらいたい。新規顧客開拓とは、今の顧客の商品とは別の商品やることだ。これに狙いを定めてチャレンジしてもらいたい。

 

私が推奨するのは、人の心を変える。これが一番、人の心を変えるのは大変なこと。

3S,5Sで人の心は変わる。半年で変わる。経営革新というのはこの点だ。

これがベースでないと、いくら他を頑張っても駄目。

 

改善しては元に戻る。改善しては元に戻る。これを繰り返す。

 

3Sとは、整理、清掃、整頓。たかが3S,されど3Sだ。世の中は5Sと言っている。

 

私も20年位前、前の会社でやらされた。自費で12万2千6百円もするビデオを買って2年間リーダーをしたが結局失敗した。定義がいい加減だった。売ってる方もビデオもいい加減だった。定義が一番大事。整理とはモノの本によるといるモノといらないモノを区分して、いらないモノを捨てなさいと書いてある。ところがいらないモノがほとんど出てこない。判断基準が部課長だったり、工場長だったりするから出てこない。

 

整理は生、休、死だ。生は商品で違うが5日以内、休は6日以上6ヶ月以内、死は6ヶ月以上、これはもう捨てる決断をすることだ。

 

私の知っている会社の社長は毎日毎朝従業員が出てくる前に、両手に雑巾を持って、掃除しながら改善している。そういう会社はやはり違う。社長の熱き思いがある。部下という者は社長の背中を見て育つ。そういう姿をぜひ見せてほしい。 教育訓練も必要だ。だけど人の心を変えるには5年10年はかかる。

私は、半年で変えられる3S,5Sを、ぜひ皆さんに徹底してほしい。

 

人間性の尊重が大事だ、労働強化は駄目。仕事せ、早くせよ、と言っても長続きしない。だから、生産性を上げて、労働密度を高めて、やる気のある人間性の尊重だ。 それと仕事のやり方を変える。これもやってもらいたい。

今までのやり方を引きずっていたら、他の会社に負ける。違うやり方をやってもらいたい。

 

とにかく、徹底した流れ性の追求を行い、動線を短くするよう持ってくる。仕事の仕方を変えて、流れ性の追求をしなければいけない。ここに私の拘りがある。

追い泳ぐでもなければ、追い求めるでもない。追い極めるだ。ここまでやってもらいたい。

 

これが経営構造の革新だ。

 

次回は「経営革新のプログラム」と「経営管理の4つの原則」についての講演内容を

提供します。

 

 

かごしま企業家交流協会

◇http://www.kagoshima-kigyouka.com

 

コメント (1)
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