儲かる企業の経営革新(4)
これは11月20日大阪市での当協会主催の(株)OYM 大山 繁喜社長の講演内容を提供しているものです。
6 儲ける会社の経営革新
①真の危機感を持つてもらいたい。
トップが危機感を持たないと絶対ダメ。会社がぶっつぶれるかも知れない。
従業員を犠牲にしなければいけない。そういう本当の危機感、切羽詰まっていないと持たない。
これから本当に仕事量がどんどん減る。間違いなく。
私は20年間経済の研究を続けているが、こんなに落ちたことはない。
大体4年間サイクルでくる。04年も不況だったがそれ程でもなかった。その前は00年。02年までどーと来た。あれでもまだ日本国中だけだった。
今は世界中が不況になっている。皆さん危機感を持ってもらいたい。
②世間の常識に合わせる。
社内だけにいて、社内だけの常識で判断しないで、世間の常識に合わせよ。
もう一つは③グローバルな目で業界を見る。
社内と社外の中間の位置に立って、外も内も見よ。内にいる時は中の技術をどんどん磨く。それにいつでも外からわが社を眺められる。今地域で何番目だ、関西で何番目だというように、そういう目でいつでも見られるようにしてもらいたい。
④困難なことにチャレンジしてやり遂げる。
本当にこれだ。困難なことにチャレンジせよ。
不可能なことはできないので、何をするか、困難なことにはチャレンジしやり遂げよ。
⑤仕事の使命を明確にする。
コストを下げるとか、納期を短くするとか、ミッションを明確にせよ。
⑥当たり前のことを率直に徹底してやる。
⑦犠牲の伴わない改革をする。
こういう不況になってくると、コンサルタントが一杯出てくる。経営状態が悪いから人を切れという。それではダメ、犠牲を伴う、そういうことをしてはいけない。社内の中でいかに時間をお金に変えるかを考えるべきだ。
⑧今が最高の景気と判断する。
今より景気が良くなることはないと判断しとかないと何の改善も進まなくなる。景気がいいから儲かるのは当たり前だ。景気が悪くても儲かる体質をつくるべき。
⑨世の中の変化を正しく認識する。
株価が8千円を割った。世の中はどんどん変化している。世の中の変化を正しく認識せよ。今何が一番いいの。どういうことをすればいいのか。今一番いいのは太陽電池とか風力発電とか環境関係だ。
⑩時間をお金に変える。(L/T 短縮など)
次回は、いよいよ最後に、現在のような「不況時の対応の仕方について」
大山社長の講演内容を掲載します。
かごしま企業家交流協会
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