よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

気になるトップの発言/どうなる日本経済(77)

2010-10-05 06:54:41 | どうなる日本経済

ものづくりの基盤が揺らぐ

日本勢、円高続けば汎用品苦境

最近の日本経済に対し、経済界トップの言葉がどうも気になる。

まず1つは、新日本製鉄の三村昭夫会長の

「日本のものづくりを支えてきた基盤が揺らぎ始めている。」と言う言葉だ。特に深刻なのは、公平な条件で国際競争を行うための、税制などのビジネスインフラが整っていないことだと言う。

「日本は、生産拠点を持つ国としての魅力が急速に失われつつある。」と警鏡を鳴らしている。

2つ目は、ダイソーの佐藤社長の言葉だ。

「日本の化学メーカーは将来的に駆逐されるかもしれない。」「このまま円高が定着すれば、塩化ビニールなど汎用品では勝ち目がない。」

日本勢が強みとする技術力も「いずれ追いつかれる。と、危機感を強めている。巨大な消費地と見ていた中国などが、今や生産国として強力なライバルになりつつある。

「事業を絞り込みながら、世界に通用する高機能品をいくつ生み出せるかがカギ。5年後に企業の優劣敗がはっきりする。」と話している。

新日本製鉄の三村会長は、「必要なのは政府の強い意志と、政治のリーダ^シップ」と、訴えている。

かごしま企業家交流協会

http:// www.kagoshima-kigyouka.com/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする