エコカー電池始まった争奪戦
トヨタ、三洋から調達・塗り替わる産業地図
先日、標記のような記事が、日経に掲載されました。
記事によると、「電池が自動車の競争力を決める時代が来た。世界規模で進むハイブリッド車(HV)、電気自動車(EV)への需要シフトがクルマづくりや産業構造を根本から変える。エコカー電池の開発・生産に必要な技術や人材、原材料をどうかき集めるか。自動車、電機そして素材。日本経済の基幹産業が命運をかけ、負けられない戦いに挑む。」
と、エコカー電池の始まった争奪戦が記されています。来春には、パナソニックが三洋電機を完全子会社化し、まさに、パナソニックは世界電池戦争に打ち勝つための準備を着々と進めているのだと思われます。
トヨタ自動車が2011年初めに投入するミニバンタイプのHV。「プリウス」ブランドを冠する戦略車に三洋電機のリチウムイオン電池を搭載する。1997年発売の初代プリウス以降、トヨタはニッケル水素電池を動力源としてきた。蓄電容量や出力が大きく小型軽量化が可能なリチウムイオン電池の採用で、燃費効率を高めたり室内を広くしたりできるそうだ。
三洋電機は、ホンダ、米フォード、独VW,独アウディ、ススキなど、世界のトップカーメーカーに供給実績を持つ。今年度のリチウムイオン電池は、パナソニックを合わせると、26.2%
のシェアを誇り、世界トップ。
今後、エコカー電池が産業地図を塗り替える起爆剤になると言われる。自動車、電機の垣根を越え、人材の争奪戦が始まったそうだ。
今後、日本が先頭をどこまで走れるか、日本だけでなく、世界が注目しているのではないだろか。
かごしま企業家交流協会
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