日経ビジネスの衰退耐性度ランキング
一芸企業が上位に
日経ビジネスが東証1部に上場する主要企業500社を対象にした「衰退耐性度」ランキングを作成し、10月4日号に掲載している。
*ランキングについては、「収益力、成長力、継続力、抵抗力、回復力」の5側面で評価
この調査で、上位の会社に共通するのは、独自の製品・ビジネスモデルをもっこと。業種別の分析では、日本の産業界が抱える課題が映しだされている結果が出されている。
①SMC(機械)、②久永製薬(食品・水産・医薬品)、③キーエンス(電気機器・精密)、④信越化学工業(素材)、⑤リンナイ(鉄鋼・非鉄金属・窯業)となっている。
業種グループ別トップ5は、・・・( )内の番号は全体の順位
○輸送機器では、①ホンダ(16)、②ケーヒン(18)、③スズキ(28)、④アイシン精機(52)、⑤トヨタ自動車(54)
○電機機器・精密では、①キーエンス(3)、②テルモ(9)、③HOYA(11),④キャノン(13)、⑤シスメックス(14)
○素材では、①信越化学工業(4)、②エア・ウォーター(8)、③日東電工(29)、④花王(32)、⑤JSR(41)
○食品・水産・医薬品では、①久光製薬(2)、②田辺三菱製薬(17)、③武田製薬工業(22)、④エーザイ(23)、⑤東洋水産(49)
トヨタが、業種別では5位、全体でも54位というのは、ちょっと気になるところであり、全体のランキングのベスト10に、機械が3社、素材が2社、電気機器精密2社、というのも、今の産業界の世相を反映しているのだろうか。
かごしま企業家交流協会
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