よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

日本経済の長期低迷の理由は/どうなる日本経済(79)

2010-10-12 00:06:01 | どうなる日本経済
技術を過信、構想力を欠き、世界で敗れる

日本のお家芸でも地盤が沈下、韓国の台頭

日本の電機産業は、1980年代、主要分野で圧倒的存在だった。
例えば、半導体とパソコンで世界シェア1位だったNEC、日立製作所は、IBM,GE,RCAを兼ね合わせた優良企業だと言われていた。

それから、20年以上経った今、半導体とテレビで世界一の座にいるのは、韓国のサムスン電子、パソコンや携帯電話も欧州企業が首位に立っている。日本が辛うじてトップを守るのは、
デジタルカメラやビデオカメラなど、ほんの一部の製品だけだと言われる。

新日本製鉄は、09年の粗鋼生産量が前年の2位から7位以下に後退している。日本のお家芸として27年連続世界一だった日本の工作機械も09年は生産額で3位に転落した。台頭してきたのは、アジア企業で、新日鉄の上位に来た企業は中国の鉄鋼メーカーと韓国のポスコで、工作機械でも上位2カ国のうち、1つは中国だ。

自動車も、トヨタが昨年世界一位になったが、経済成長の中心が新興国市場に移ってから、中国、南米、アフリカでぶつかるのは、韓国の現代自動車だという。

日本企業の存在感が段々と薄くなっている。ここで、何とかして、再度世界の市場で、改めて日本が首位の座を確保できるのだろうか。国を挙げての新たな展開が求められているのではないかと思われる。で

かごしま
企業家交流協会

http:// www.kagoshima-kigyouka.com/

コメント
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