新・新興国への投資競争
日本の真価が問われているのではないか?
「新・新興国」とは聞きなれないが、新しい成長国を指すことだそうだが、この言葉が昨年後半から広く使われるようになったようだ。
アジアで言えば、カンボジア、ラオスやミャンマー、バングラデシュなどが該当し、頭文字から「CLMB」とも呼ばれる。世界というを見渡すと、メキシコやトルコなども挙げられる。いわゆるBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)やベトナム、インドネシアなどに次ぐ、生産拠点、新市場としての期待が集まる、今後の発展が期待される国々のことのようだ。
今後、速いペースでの経済成長が予測される。CLMBについては、2017年までGDP成長率が軒並み7%前後をキープすると見られている。中国とインド、インドネシアなどには及ばないものの、アジアでもトップクラスとのことだ。
国際通貨基金(IMF)の推計では、2011年のカンボジアのGDP(国内総生産)成長率は6%。人口や産業が集中する首都では、その数字を上回る勢いが感じられると報道されている。
今や、新・新興国への投資は加熱していると言われる。特に、CLMBへの進出の特徴は、旧新興国である中国やインド、韓国などが上位を占め、日欧米の先進国よりも存在感があり、タイやベトナムなど周辺国からの投資も盛んということ。
こうした多様性は、先進国からの投資をバネに発展してきた中国などの発展モデルとは違う、発展システムといわれる。日本企業にとって、競争相手が増え、これまでよりも早い決断が必要になっているという。
そういう中で、先行者利益を狙い、ローソンやイオンなど食産業の日本企業も動き出しているというが、インフラや法制度の不備など、リスクもあると言われ、これまでの「みんなで渡れば怖くない」方式では、新・新興国の成長の波に乗ることは難しくなっていると言われる中で、日本企業の真価が問われる時代ではないだろうか。
カンボジア中心部
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