さよならテレビ
目を覚ませ、家電ニッポン
過激なタイトルで、日経ビジネスが表紙を飾っている。
今年度3月期の決算で、パナソニック7721億円、ソニー4566億円、シャープ3760億円。家電3社は算はそろって巨額の最終赤字を計上しました。巨額の赤字計上の責任を取り?3社はいずれも社長が交代しました。
家電ニッポンは転機を迎えたと言われる。
不振の本質は何か。家電メーカーはどこへ向かうべきなのか。日経ビジネスの担当記者が総力を挙げて取材し、出した答えがこのタイトルの「さよならテレビ」だそうだ。
部品を調達し設計図通りに組み立てれば、完成品が出来上がるデジタル家電と化したテレビでの差異化は、メーカーが考える以上に難しく、価格競争力では何と言っても韓国メーカーが強い。
部品から完成品まで1社で作り上げる薄型テレビの世界では、優れた製品を市場に素早く投入するはずだった垂直統合型モデルは、デジタル化が進展するなかで、安価な部品を調達して人件費の安い地域で組み立てる水平分業型に後れを取るようになり、また、消費者も、テレビからスマートフォン(高機能携帯電話)に販売の中心を移しつつある。
一方で、テレビへのこだわりを捨てた総合電機メーカー、例えば、2009年3月期に7873億円の赤字を計上した日立製作所はテレビの内製から撤退し、2012年3月期には史上最高になる3471億円の最終黒字を計上するまでに業績を回復させている。
さよならテレビの時代、「再び人々の目を輝かせる商品の芽を探せ」。これがこれからの日本の家電メーカーに与えられたキーワードのようだ。この言葉の持つ意味を日経びっじねすでは特集を組んでいる。
関心のある人は、一読してみるのもおもしろいかも知れません。
かごしまシニア応援ネット http://www.kagoshima-senior-ouen.net /
かごしま暮らしネット hpp//www.kagoshima-kurashinet/
かごしま企業家交流協会 hpp//www.kagoshima-kigyouka.com/