アルバック九州希望退職230人を募る。
パナソニックに続き、又もや誘致企業に減員の動き
24日に霧島市横川町の精密機械製造会社「アルバック九州」が、正社員約230人の希望退職を6月に募ることがわかった。
発表の前に、同社が希望退職者を募ることを同社の元OBから聞いていたが、正社員の半分までとは驚いた。横川の工場を数年前に当協会の会員企業を案内して視察したことがあるが、真空機器製造で先進企業として、活況を呈していたことが嘘のようだ。
同社によると、円高の影響や太陽光パネルの製造装置などの受注減を受けたもので、工場閉鎖はないとしているが、今後の動向が心配だ。 同社はアルバック(神奈川県茅ヶ崎市)の子会社で、1982年に旧横川町に工場を開設。従業員約640人で、うち正社員は約500人。
今回の減員は、親会社のアルバックの構造改革の一環で、欧州の景気低迷などによって太陽光パネルの輸出が減少。液晶テレビの販売価格も下落し、液晶パネルの需要も落ち込んだという。4月にグループ全体で計700人を削減する計画を発表していたものである。アルバック九州では6月4~14日に希望者を募り、同30日付の退職となる模様。
最近の大手製造業の選択と集中、構造改革など、目立った動きが報道されているが、今回のアルバックの動きは、今後とも中国などの同業者の展開次第では、更に業績が悪化しないか心配だが、何とか立て直してもらいたい。
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