電機「再編ドミノ」、サムスン包囲網探る。
「ソニー・パナソニック」有機ELテレビで提携交渉
一昨日の新聞に表題のような記事が掲載された。日本の電機メーカーは、かっての日本では考えられないような、まさに「再編ドミノ」状況のようだ。
ソニーとパナソニックは、次世代テレビの本命とされる有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)テレビ事業で提携交渉に入ったとのこと。液晶より高精細で消費電力の少ない有機ELパネルの技術を持ち寄り、大型パネルの早期量産に向け協力しあうという。実現すれば世界を舞台に激しく競ってきたソニーとパナソニックが主力事業で提携する初のケースとなり、韓国企業に液晶テレビなどでシェアを奪われ、苦境に陥っている日本の電機産業の転換点となりそうだ。と報道された。
3月にも、シャープが台湾の鴻海精密工業グループとの資本業務提携を発表し、事実上鴻海グループが筆頭株主なるという情報には、日本中に衝撃というか、そこまで来たか日本電気メーカーは?と驚かされたばかりだ。
今や、有機ELパネル事業で最も先行しているのは、韓国サムスン電子。自社のスマホに中小型の有機ELパネルを搭載しており、世界シェアは80%超に達するという。今回の再編ドミノの背景にあるのは、液晶テレビや携帯電話、半導体など次々と日本のシェアを切り崩してきた韓国サムスン電子への対抗軸づくりだと言われている。
今回の「打倒サムスン」を目指す「積年のライバル」が手を組むという手法が、成功するのかどうか、日本の電機メーカーの今後を占う一つとして注目される。
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