よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

関西・東海地区での活動(1-2)

2008-12-11 17:39:40 | 関西・東海地区での活動

「儲かる企業の経営革新と不況時の対応の仕方」について

 

大阪市で11月20日に講演会を開催しました。

 

その時の(株)OYM 大山 繁喜社長の講演内容を5回シリーズで公開します。

 

まず今回は、講演の前に講師が自己紹介された内容です。

 

私は、1995年7月東洋電機製造株式会社、電車を造っている会社を退社した。

実は、私は人生30年説をとっていて、30年働いたのでそれまでの会社を辞め、後の30年は自分の好きなことをやる、ということで自立した。

 

最初辞めて失敗したなと思った。それまで1千万位の年収があったが、何とかなるだろうという気持ちで辞めたが、肩書きで仕事をしていたんだな~ということがよく解った。途端にお中元、お歳暮がピタッと止まった。

 

96年からコンサルタントを始めたが、1年目年収28万円、2年目46万円、今でも忘れていないが女房と洗濯物をタタミながら、サスペンスを見ながら勉強しながらやっていた。

3年目で、やっと222万円になり、200万円あれば親子5人何とか生活が出来るんだなと実感した。

鹿児島市の出身で、趣味はスポーツと音楽。音楽は鹿児島工業高校時代にエレキバンドを組んで、卒業式で演奏したことをよく覚えている。 

 

職歴は、品質管理9年、設計開発9年、営業3年、製造8年。

96年6月からコンサルタントを始めた。その前にアルバイトでコンサルタントをやっていたので、この仕事を始めて17、8年だ。

 

資格はISO9000、14000の審査員をやっている。専門は3S,5S,IE,PI,ISO,品質管理全般、企業経営。指導企業数は1,100社以上という経歴だ。

 

講師の経歴をご紹介しました。いよいよ次回から講演内容を提供します。 

 

かごしま企業家交流協会

◇http://www.kagoshima-kigyouka.com

 

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関西・東海地区での活動(1)

2008-12-09 17:45:13 | 関西・東海地区での活動

関西・東海地区でもかごしま企業家交流協会は活動しております。

 

関西地域で今年度第2回目の講演会を開催しました。

 

鹿児島交流協会は、当協会の主催事業として関西及び東海地区と鹿児島での活動を行っております。

 

関西及び東海地区での活動内容は、会員企業同士の情報交換やビジネス交流、本社工場見学会と意見交換会、講演会活動などです。

 

今年度第2回目の講演会を、11月20日(木)大阪市の中央区の道頓堀ホテルで開催しました。

 

今回は、当協会の会員企業で、関西地区で1,000社以上もの企業の経営指導をなされている (株)OYM の 大山繁喜社長に 「儲かる企業の経営革新」と「不況時の対応の仕方」という演題で講演をして頂きました。

 

    

      大山社長の講演の様子          熱心に聞き入る会場の様子

 

 時節は、今、「100年に1度」ともいわれる世界規模の不況が渦巻いている最中でもあり、長年の企業経営指導の経験を踏まえ、率先的な企業アドバイスを頂きました。

 

次回は講演内容の概要を報告させて頂きます。

 

かごしま企業家交流協会

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関西・東海地区企業の景況(3)

2008-12-05 16:46:12 | その他

失業対策より今の企業救済が先決ではないだろうか。

 

今や派遣労働者だけではない正規社員まで削減される危機である。

 

 国内外の景気がかってない速さで悪化しており、非正規社員の削減が毎日のように伝えられている。

それに対する政府・国会の景気対策が、この未曾有の危機に反応できない、実体経済への対策についていけないほど麻痺している気がしてならない。

今や、飛ぶが如くであった自動車製造業界は、これまで合計で190万台減産を表明している。

さらなる減産の上積みは必至な情勢といわれる。

ホンダのF1からの撤退など、カーメーカも本格的に対策を打ち出しており、今後まだまだリストラによる生産縮小が予想されている。

 

ということは、カーメーカーの部品・加工の中小企業に仕事が降りてこないということであり、今までカーメーカーを信じ、設備・人材を拡充してきた、中小企業にとっては正規社員のリストラでは収まらない、死活問題ということである。

 

潰れしてしまえば、そこで働いていた製造業の技術者は職を失う。

技術立国日本を支えてきた製造業の根底を失うことになり、日本の将来を揺るがすことにならないだろうか。

ところが、今の政府の対応策は、失業者への保険救済等に右往左往している感じがしてならない。なぜか、日本の技術を支えてきた中小製造業を潰さない、どう生き延びさせるか、そして何よりも大事なのは失業者をださないための対応策が見えてこない。

この根本の対策を打ち出さないことには、全国に失業者が溢れることになる。

一時的な運営資金の融資はもちろんだが、中小製造業向けの公共事業を興すなどして、中小企業向けに仕事の機会を与え、企業を潰さないことではないだろうか。

 

例えば、全国公共施設への電池や水素自動車等を一斉に配置・整備、ロボット、太陽光発電、あるいは各家庭へのデジタルテレビやテレビ電話等の整備など、いろいろ仕事は興せると思う。

最終的には、倒産対策としては、農業分野での「米の休耕田補償」、あるいは「転作」奨励金ではないが、カー部品製造業へのロボット製造や環境産業等への転業補償なども考えられるかもしれない。

 

今や、一刻の猶予もできない。あらゆる知恵を結集して加速化した不況に、緊急避難的なスピードある政策が求められている。

 一時的な低利の資金手当よりも、今は自動車製造業で培った技術力を、医療や福祉、教育、環境などに活かせる仕事を手当てすることで失業者ださないことが大事ではないだろうか。

 

かごしま企業家交流協会

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関西・東海地区企業の景況(2)

2008-12-04 17:36:10 | その他

不況時でも頑張っている企業とは?

 

常に「創造」と「挑戦」だそうです。

 

今や世界不況と言われています。

いろいろな企業経営者の方から今までに経験したことがない速いスピードで不況が押し寄せた、とお聞きします。

 

ただ、そのような中でも、企業が一様に不振なのではないようです。常に時代の先を見つめ、革新的な技術力によって、新しい価値を創造できた企業はこういう情勢下でも、まだ事業を推進しているようです。

そのキーワードは、「創造」と「挑戦」なのだそうです。
確かに、「前向きにチャレンジしていく強い気持ち」がないと、この百年に一度とも言われる不況を乗り切ることはできないと思います。

まず、気持ちのうえで、前向きにチャレンジする強い気持ちを持つことが大事だと当協会の役員企業の社長も言われています。

 

鹿児島出身の京セラの稲盛名誉会長は、主宰される清和塾で、不況に対する対策についいて、次のように言われています。

 

1 全員で営業をする。

やったことのない現場の者まで全員で営業に出る。

 

2 新製品開発に全力を注ぐ。

不況の時にはお客様にも時間があり、何か新しいものを求めている。 今までのクレームなどを聞いて改良改善。新しい商品づくりは不況の時にやる。

 

 3 原価を徹底的に引き下げる。

注文単価の下落以上に下げる。無理と思った所からがスタートと考える。 材料代を下げる。ー人あたりの生産性を上げる。 原価を下げるチャンスは不況の時しかない。 不況に遭遇することが高収益企業になる元になる。

 

4 高い生産性を維持する。

造るものが減った分だけ人員を切り離し勉強などの時間にしてもらう。 自宅待機よりも、エ場メンテナンス、勉強会、清掃など。これは内部畜積が無ければできない。

 

5 良好な人間関係を築く。

絶好のチャンス。不況は労使関係のりトマス試験紙。苦楽を共にできる社風ができているか問われている。

 

不況のたびに、成長してきた京セラの経験に基づく対応策は確かにうなずけるものがあります。

ぜひ、企業経営者の皆様のこの不況の壁を乗り越えて戴きたいと、強く願っています。

 

かごしま企業家交流協会

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関西・東海地区企業の景況(1)

2008-12-03 15:21:55 | その他

関西・東海地区の製造業の状況は相当厳しい状況です。

 

単なる間接的な対策では間にあわない。

 

関西・東海地区のものづくり企業、特に中小企業の景況は相当厳しいです。

 

単なる間接的な救済方法では当面の対策には間に合わない状況にきているようです。

 

今日、関西と東海地区の製造業に話を聞きました。

 

○東海地区

*金型製造の社長の声

 

・トヨタからこれまでの仕事を1/3に落とす。従業員も1/3にしなさい、 との指示がきた。

・これでいくと、従業員も1/3に落とすしかない。カーメーカーは設備投資をストップしている。

・今までとは違う。生き延びるためには、人材カットも仕方がない。 

これから、お付き合いのゴルフも止める。

 

○関西地区

*滋賀県の機械設備・部品製作の社長の声

 

・ラジェーターを造っているが、仕事が25%減った。

・今までと違う。

・今までのゆっくりしたスピードと全く不況の展開が非常に早い。

・やがては、人材のカットしかないだろう。

 

*大阪市の鋼板加工業の社長の声

 

・キャッシュ・フローがないとだめ。

・どこも厳しい。営業かければ、仕事があるわけではない。

・倒産覚悟でやるしかない。

 

*大阪市の鍛造金型の社長の声

 

・今まで経験したことがない。手の打ちようがない。

・もうどうでもなれやの気持ちだ。

・銀行がどうしてくれるんやというしかない。

 

国や行政の対応も、ポイントが絞れてない。助成というより、いかに新たな分野の仕事を造るかだとう思う。

 

車関係、電子関係に変わる環境や医療など、違う分野の部品や機械など製作・加工する仕事を造らないと、大企業を支えている中小企業の倒産を止めないと、日本の各地で、失業者が溢れることになる。

緊急避難的な対応策で救済しないと、もう中小企業を持てないとの感じを強く受けています

 

かごしま企業家交流協会

◇http://www.kagoshima-kigyouka.com

 

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