ちょうど昨年の今ごろの時期だったか、提案があって会議で検討、「GO」となったのが『ケアマネ白書―現場の声が介護保険を変える―』(よりよい介護をめざすケアマネジャーの会編)。1年がかりでようやくただ今、校了しました。
今月から新しい介護度認定が始まりましたが、なんかいよいよというか、ますますというか利用者・家族にとっては使いにくい、わかりにくい、不安でいっぱいというのが率直なところでしょう。10年目に入った介護保険制度ですが、私もこの本を編集する中で、何が問題なのか、どうなればいいのかといったことに関心が深まってきました。自分にも将来、深く関係することだけに決してそれは無関心だとは言えないことなのです。
でもなかなかその現実は表には現れてきません。見えないのです。一体現場で何が起こっているのか? 介護福祉の現場に人が来ない、来てもすぐに絶望して辞めて行ってしまう、そんな状況の中でホントに安心できる介護ができるのか? 働く人たちは、利用者は、家族は・・・その思いを丁寧に汲みとり、そこから、されるがままではなくて、ではそうすればいいのか、ホントに安心して豊かに老後を過ごせるようにするには・・・など、いろんな角度から提案をしています。
大阪発、全国へ。この本は大阪の社会保障の運動の中から生まれてきました。長年にわたるケアマネジャーやヘルパーを始めとする人たちの運動と研究活動が原点にあります。
ぜひ介護保険に関わる多くの人たちの購読をお願いします。
あっ、23日ごろから順次出来上がってくる予定です。書店での発売は5月1日ごろからになりそうです。
以上、取り急ぎご報告でした。ハイ!