<ドサッ>
「お嬢ちゃん今帰ったよぉ。枝豆だよぉ」
裏庭から夫の声がします。
何と一抱えもある枝豆が置かれています。
最近あちらこちらで作られるようになった、丹波で名をはせた黒枝豆です。
ありがたいですね。野球のメンバーさんのお家で作られたものを、練習帰りに頂いて来たのです。
綺麗好きな夫が地べたに座って、下処理を始めました。
汚れたユニホームなら何でもやってのける夫です。
茹で上がりが早いように、両はじを少し落として、二時間以上掛けてザルいっぱいの枝豆を渡してくれました。
頂き上手な夫は皆さんから色んなものを頂戴する幸せ者です。
風呂に入ってさっぱりして、さぁこれから枝豆を食べながらお楽しみといった時に、電話のベルが鳴りました。
我が家はスピーカーにしていますので丸聞こえです。
「J君?息子がイカを釣って来てん。例のものにしてるから取りに来て」
「ほんまですか?ウレシイ!すぐ行きます!あれ好きですねん」
わたくしには江戸弁の夫も、友達にはど真ん中の関西弁です。
これまた野球の先輩からのお声掛けに、飛んで行きました。
そして持ち帰った“例のもの”がこちらです。
タコ イカ
先輩のご子息は釣りが趣味でよく磯釣りに行かれるそうです。
ミリン・醤油・酒を煮きりしたものを持参し、釣れるとすぐそのだし汁に入れるそうです。丸っぽのものをわたくしが切りました。
そう。イカスミのまま頂くのです。
味は?この腕ではうまく説明出来ません しかし美味しいものです。
が!口の周りや口の中は真っ黒けで、とてもお見合いの席で食べるものではありません。
結婚生活も飽きるほど長くなって参りますと、お互いにこんな顔を見るのも刺激があっていいものです。
笑いころげながら、こんなにたくさんのものを夫が殆ど平らげました。
快晴を絵に描いたような秋晴れの今日。幸せ者ですJさんは。
わたくしは2~3日前から好天を利用して、掃除三昧の日を送っておりました。
今日あたり疲れが出て来て、午前中の園芸を終えた後、のびてしまいました。
それでもこんな落し物を拾いました。
庭のカクレミノの葉っぱです。
あまりに綺麗なので、手帳の栞に使うことにしました。
一生懸命頑張ったことへのご褒美に思うことにします。
少し疲れましたが、アロマの火を焚いて、リラックスしてこのブログに向き合っています。
それぞれ、バラバラの日を過ごしましたが、やるべきことに頑張れた日はハレの日です。
“何でもない日常を無事に終えることは奇跡に近いこと”と学んだことがあります。
年齢を重ねるとそのことの持つ意味が一層際立って来ます。
「ありがとう」そんな言葉で締めくくれた日に本当にありがとう。
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