バラの住人

花弁の中の小人を探す そんな小さな日記です
もしもあなたが見つけても どうぞ秘密にして下さい(笑)

妻の一日・夫の一日

2010年11月06日 | 記事日記

 <ドサッ>

「お嬢ちゃん今帰ったよぉ。枝豆だよぉ」

裏庭から夫の声がします。

何と一抱えもある枝豆が置かれています。

最近あちらこちらで作られるようになった、丹波で名をはせた黒枝豆です。

ありがたいですね。野球のメンバーさんのお家で作られたものを、練習帰りに頂いて来たのです。

綺麗好きな夫が地べたに座って、下処理を始めました。

汚れたユニホームなら何でもやってのける夫です。

 

茹で上がりが早いように、両はじを少し落として、二時間以上掛けてザルいっぱいの枝豆を渡してくれました。

                

頂き上手な夫は皆さんから色んなものを頂戴する幸せ者です。

風呂に入ってさっぱりして、さぁこれから枝豆を食べながらお楽しみといった時に、電話のベルが鳴りました。

我が家はスピーカーにしていますので丸聞こえです。

「J君?息子がイカを釣って来てん。例のものにしてるから取りに来て」

「ほんまですか?ウレシイ!すぐ行きます!あれ好きですねん」

わたくしには江戸弁の夫も、友達にはど真ん中の関西弁です。

これまた野球の先輩からのお声掛けに、飛んで行きました。

そして持ち帰った“例のもの”がこちらです。

 

              タコ                            イカ

先輩のご子息は釣りが趣味でよく磯釣りに行かれるそうです。

ミリン・醤油・酒を煮きりしたものを持参し、釣れるとすぐそのだし汁に入れるそうです。丸っぽのものをわたくしが切りました。

そう。イカスミのまま頂くのです。

味は?この腕ではうまく説明出来ません しかし美味しいものです。

が!口の周りや口の中は真っ黒けで、とてもお見合いの席で食べるものではありません。

結婚生活も飽きるほど長くなって参りますと、お互いにこんな顔を見るのも刺激があっていいものです。

笑いころげながら、こんなにたくさんのものを夫が殆ど平らげました。

快晴を絵に描いたような秋晴れの今日。幸せ者ですJさんは。

 

わたくしは2~3日前から好天を利用して、掃除三昧の日を送っておりました。

今日あたり疲れが出て来て、午前中の園芸を終えた後、のびてしまいました。

それでもこんな落し物を拾いました。

庭のカクレミノの葉っぱです。

      

あまりに綺麗なので、手帳の栞に使うことにしました。

一生懸命頑張ったことへのご褒美に思うことにします。

少し疲れましたが、アロマの火を焚いて、リラックスしてこのブログに向き合っています。

それぞれ、バラバラの日を過ごしましたが、やるべきことに頑張れた日はハレの日です。

“何でもない日常を無事に終えることは奇跡に近いこと”と学んだことがあります。

年齢を重ねるとそのことの持つ意味が一層際立って来ます。

「ありがとう」そんな言葉で締めくくれた日に本当にありがとう。

                           

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コメント (17)
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