バラの住人

花弁の中の小人を探す そんな小さな日記です
もしもあなたが見つけても どうぞ秘密にして下さい(笑)

2010年11月18日 | 記事日記

             

 何でもない里山の風景ですが、我が家の裏庭から見える今朝の景色です。

東からの陽光がスポットライトになって結構綺麗なのですが、わたくしの腕ではこれが限界のようです。

 

<根岸の里のわび住まい>と言われますが、その通りになって参りました。

一年が風のように過ぎ去り、部屋から見える景色もまた巡り来て、今はすっかり秋模様です。

春に鳴く対岸の鶯に亡母を思い、夫が植える四季の野菜を細々と食み、訪れる小さき鳥に子を思う。そうした日常の繰り返しで今年も終ろうとしています。

こんなわたくしに何の希望があるでしょうか?

実は。

あるのですよ。

京セラ創始者 稲盛和夫先生の書物から得た言葉「人生の目的はただひとつ魂の成長にある」

これがわたくしのこれから杖なのです。

おそらく艱難の道が待ち受けていることでしょう。

誰もが通らなければならない老いへの坂道。四苦の中にも記されている<老>という<苦>

生も病も死も想像がつきます。

しかしこの<老>だけは実感の伴わないボディブローのように後から分かってくる痛みです。

不必要な欲望から解き放たれ、魂の成長に光を見出すとき、人は最後までその光にそって、歩めるのではないか、そんなことを考えたりしています。

 

秋は「少し歩みを止めて、深く思考するように・・・」わたくしの一番痛いところを突いて来ます。

 

ランキングに参加しています

およろしければクリックを♪

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする