
午前五時半には河原から警報音が鳴り響きます。
川の増水を知らせるものだと直感しました。
近くの貯水湖からの放水かも知れません。
在所の志染(しじみ)川が、主流の美の川となって、お隣の一級河川、加古川へと流れる本元に美しいダムがあります。
水位が上がると放水される事があり、何事も無いことを祈りながら、日が高くなるのを待ちました。

写真よりも激しい流れで、水の恐ろしさをまじまじと感じます。
子供の頃はこの川で泳ぎ、七夕のササ飾りもこの川に流しました。
勿論、今はそういうことは壊滅し、盆の送り火も、河原に清掃車が待ち、供物はそこに入れる事になっています。
ただ、新仏のお飾りは読経の中、河原で一括焼却されています。
山へ上がった私達家族を、母は心配しましたが、いつもこの橋を通って実家へ帰ります。
車でたった五分の距離ですが(笑)
一応、川が私と母を離しました。
七夕伝説にロマンを感じる夕べには、雨も上がりました。
我が家は、ササには苦労をしないのをいい事に、ささやかなお飾りをしています。

ひとつだけ願いを書けるのですが、いざとなれば書けない事に驚きました。
「Jさんんはなぁに?」
「幸せでありたい!」
相変わらず、全体のぼんやり感に難があります。
「もう少し具体的にお願いします」
「・・・健康!お金は欲しいけれど、それは二の次」
一は幸せ、二は健康、三はお金か・・・Jさんは。
まぁ、自己中心的で、中々よろしい。
ますます書けなくなって、「お母さん」と呼びかけました。


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