久しぶりに洋食です。寒いと思っていたら、数日前から5月のぽかぽか陽気。予定していたフレンチの冬料理はポトフとグラタン料理だけにして、急遽デザートはクレープにしました。
- ポトフ
- マカロニ・チーズ・グラタン
- リンゴのサラダ
- イチゴ・カスタード、バナナ・チョコのクレープ
ポトフは火鍋、という意味のフランス語です。大きな塊のまま煮込んだ肉や野菜を粗塩や粒マスタードをつけて食べるお料理で、スープは飲みたければ最後にパンとともにいただく、というものです。おでんのフランス版のようなもので、外人におでんを紹介する時、私はいつもJapanese Pot Au Feu だよ、と説明します。この時発音は、「ポット・オー・フー」という三音になるので、御注意を。日本風にポトフと言っても、全く通じませ~ん。すね肉とブーケガルニ、クローブだけで美味しいだしが出ます。最後に塩こしょうで味を調えるの忘れないでね。(ハハハすっかり忘れてました)
今回のマカロニ・チーズ・グラタンは、ホワイトソースを作るのも面倒、という人にぴったりのフレンチ・アメリカン料理。アメリカ人は、'Mac & Cheese' を幼児の時から食べて育ちます。ゆがいたマカロニをチェダー・チーズと混ぜてオーブンで焼く料理ですが、大手チーズ会社のクラフトKraft が半世紀も前にインスタントものを発売して以来、まともに作る人は少なくなっているとは思います。今回はペンネを使い、生クリームと牛乳なども加えて大人味にしました。簡単パーティ料理になりますよ。
ポトフで野菜がたっぷりなので、サラダはリンゴ、セロリ、くるみ、レーズンの入ったサラダにしました。実はこれもアメリカでは定番の 'Waldorf Salad(ウォールドルフ・サラダ)' というものになります。100年以上も前にニューヨークの老舗ホテル Waldorf Astoria Hotel のシェフが発明?したそうです。本来は半分に切ったブドウを使っていたそうです。もちろんブドウもリンゴもアメリカでは皮なんかむかないよ。
デザートはフランスでまとめました。クレープも、時間さえあればたくさん焼いておいて冷凍すればいつでも楽しめるけれど、みんなそんな時間ないよねえ。暇なのは、我家ぐらいだったりして。娘は今朝、昨晩焼いて色々自分で包んだクレープを食べて学校に行きました。
アメリカではクレープは日本ほど浸透していなくて、シアトルから車で3時間、フランス系の入り混じっているバンクーバーまで行くと、屋台だけでなくクレープ・レストランも何軒かありました。シアトルを引き上げる前に、ジャパン・タウンにクレープ屋ができたら行こう、と誘われ、行ってみました。京都に少し住んでいた中国人の青年がオープンしたとかで、お好み焼き味のクレープまでありましたよ。青のりや天カス、ソースが中に入ってて、ちょっと恐かったな。もちろん、それは食べなかった。。。
途中で帰らなきゃいけない人やお花のお稽古に行くから持ち歩きたくない人がいて、この日のお土産は大量になりました。夕食にすごく助かったというメールみんなからいただき、良かった良かった。毎回こんなだとは思わないでね~。来週から、Fさんが復活です。今回も、写真撮るの忘れてた~!の連発でした。カメラマンが帰ってきてくれるから、あ~うれしい!
