チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

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イギリス その1

2012-07-16 | グルメ色な日記

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ただいま~。ああ蒸し暑い!毎度のことだけど、ヨーロッパから日本の夏に戻ると体調崩しそうになる。特に今年のイギリスは夏がないとみんながぼやくほどの冷夏で、気温は15度~20度ぐらい、冷たい雨、風、曇りの合い間にたまに太陽が顔を出す、というひどい天候だ。娘のセーターとアノラックを借り、ウォーキングシューズという毎日同じいで立ち。でも最終日のロンドンはようやく快晴。もうじき開幕するオリンピックの準備にラストスパートといったところ。町中に万国旗とユニオンジャックが溢れていた。

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Jubilee_street_partyロンドンタクシーも色々と模様替えしている。この絵おかしいよな~ってカメラを向けたら、運転手さんがサムアップ thumb up 、親指上げてくれてたなんてあとで気づいた。女王様の戴冠60周年記念も重なって、今年はイギリス中が湧いている。英語で記念年、のことを Jubilee ジュビリーという。銀婚式は silver jubilee、 金婚式は golden jubilee、そして今年は女王様の diamond jubilee 。先月の式典日には国中の町内会で jubilee street party や village party が行われたそうだ。写真を義理の姉から拝借。

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このケーキは2年前にもブログで紹介した、ケンブリッジ郊外の村イクルトンに住む義理の姪が村民250人のためのパーティを企画し、その時に作った幅1メートルほどのケーキ。芝生も食べれるんだって。あの時も可愛いカップケーキを作ってくれたけど、このプロ並みのアイシング技術で、今ではウェディングケーキも作っているそうだ。

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Dsc_1096娘の大学、イギリス南部にあるボーンマス美大の卒業式は、隣町ウィンボーンにある中世の大寺院で行われ、ハリーポッターの世界に迷い込んだようにそれは荘厳で感激ものだった。あいにくの大雨の中で始まった式も終了後外に出ると少し晴れ間が出た。卒業生を一堂に収容できないから、驚くことに卒業式は学部別に四部制、同じことを学長以下教授陣は朝から夕方まで四回も壇上に上がってやったわけだ。日本だったら絶対に大きなホールを借り切って一度にやっちゃうだろうに。大寺院の席数が限られているので、学生一人に来客席は二席しか割り当てがなく、それ以上必要な場合は前持って申請して余っていればもらえる、という仕組み。イギリス中の大学が教会で卒業式を行うわけではなく、味気ないコンベンションホールで行う所も多いらしいので、とってもラッキーだった。式後に大学で行われた園遊会のシャンパンと軽食は有料で、チキン、サーモン、ゴートチーズタルトのメニューの中から事前にメインを選択してチケットを買っておく、という何もかもが興味深いものだった。
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今回の旅行中の食べ物のハイライトは間違いなくバスクなんだけど、振り返るとイギリスでもスペインでもずっとシーフードを食べてたな。イギリスでは到着日に娘と彼女の友達が作ってくれた夕食(上の写真)から始まったムール貝。これももよく食べた。あとはサーモン、たら、カレイ、などなど。

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ムール貝とイカの珍しいソテー。

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シェイクスピア劇場内のパブの食べ物は全部おいしかった。ムール貝もクリームソースがあっさり系で美味、そして軽くスモークしたサーモンはなかなかのものだった。カモミールティーとミントをベースにしたドリンクも初めての味。真似してみようっと。

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娘のロンドンの新居のすぐそばにある有名なフィッシュ&チップス。衣がカリッと揚がっていて◎だった。

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ミレニアムブリッジを歩いてテームズ川の対岸に渡ると、寒空の下、橋のたもとでピアニストがマイピアノで演奏中。どこからピアノ持ってきたんだろ。

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ロンドンブリッジのすぐ横を歩いていると、塔の上から突然花火が上った。ロンドン最後の夜を彩る素敵なサプライズ。

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つづく・・・

お楽しみバスク紀行、いましばらくのお待ちを。