チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

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洋食@豊中&神戸

2013-03-11 | 料理教室顛末記

やっと春めいてきたと思ったら、スギ花粉とpm25、その上に黄砂の飛来で空はどんよりとかすみ、マスク姿の人がやたらと多い関西です。東京は黄砂ではなく煙霧というほこり巻き上がりが発生したとかで、いずこもかすんでいるようですね。みなさん、万全の防御していますか?

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冬の最後を飾るレッスンは、あったか料理で締めくくりました。

  • じゃがいもと白ネギのスープ
  • ブロッコリーとチーズのキャセロール
  • 牛肉のきのこ巻き ~ピラフ添え
  • アップル・クランブル

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Dsc_3760_4キャセロールもメインの牛肉料理にも乳製品を使うので、スープには乳製品なしでもできる美味しいポタージュを紹介しました。白ネギを焦がさないよう、蒸し煮にして甘味を引き出すことが美味しさの秘訣。また、ピューレする時に具の1/3は固形のまま残して置くことも、歯ざわりよく美味しくする演出です。カイエンやタバスコをたらすとまた違った味が楽しめる、じゃがいもと白ネギのスープです。

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キャセロール casserole とは、フランス語で鍋という意味で、元々は仕留めた獲物などの固い肉や野菜をオーブンや暖炉でとろ火で調理したもののことでした。今では、耐熱容器に入れてオーブンで焼いた家庭料理の総称になっていて、グラタンなどもその仲間。20世紀初頭にアメリカで耐熱食器・容器が大量生産されるようになり、世界大戦中に食料節約が奨励されてキャンベルのクリームスープを使ったキャセロール料理などが紹介され、「キャセロール料理」の幅が広がっていったそうです。ともかく、耐熱容器をそのまま食卓に出すことができるからラクチンです。
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旬のブロッコリーとベーコンの上に、卵、生クリーム、チェダーチーズをたっぷり混ぜたタネを流しこんで焼くと、キッシュのようなキャセロール料理の出来上がり。今日はサラダがわりに、メインに添えました。

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ソテーした玉ねぎときのこ、茹で卵、ピクルスを刻み、それを牛肉の薄切りで巻き、煮込んだメイン。煮込むソースにもきのこはたっぷり。サワークリームで仕上げ、ピラフにかけて食べます。

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小さいようで食べ応えがあり、三本も食べるとお腹一杯になります。ビーフストロガノフに少し似ているけれど、ピクルスと卵がちょっとアクセント。東欧の味ですね。同じメニューのレッスンが何度かあると、写真は次のレッスンで撮ればいいか、って気持ちがゆるんでしまい、二回目は二回目で、先回撮ったよな、なんて思い込んでる。だから予想外に写真がなかった~!詰め物の写真も、調理前の巻いた牛肉の写真もないや。。

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デザートは究極のデザート、クランブル。Crumble は英語でボロボロに崩す、っていう意味で、果物の上に小麦粉、バター、砂糖を手でボロボロにしたものをのせてオーブンで焼いたデザートです。リンゴ以外にも桃やベリーなど、欧米では色々なフルーツのクランブルがあります。簡単にケーキに近いデザートが焼けるので、あちらでは市民権を獲得しているデザート。この簡単さに魅了されて、色んなフルーツでリピートしていただければ幸いです。

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Dsc_3774H さんが夙川、ミッシェル・バッハのロールケーキを持ってきてくださいました。クッキーが売り切れてたから~って。でも個人的にはクッキーよりこのとっても柔らかくてクリームの美味しいロールケーキの方が私は好きです。N さんも実家の松本から、味噌餡の入った珍しい洋風パイ、手前味噌をお土産に持ってきてくださいました。開封した写真がなくてごめんなさい!です。しつこくなくて、大変美味しかったです。どちらもごちそうさまでした!

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数か月前からしか予約が取れない、ミシュランの二つ星をもらった神戸の和食店 「紀茂登」に今日ランチを食べに行ってきたのですが、若い店主の傲慢で天狗になっている言動にあきれて帰ってきました。確かに料理は美味しかったけれど、特に何かが際立っているわけでもなく、あの程度ならば必死で頑張ってもっと安くで提供している腰の低い和食店はいくらでもあると思いました。自分が気に入らない、帰ってほしい客の話を幾例か私達客の前でペラペラ話すなんてもってのほか。「気持ち良く仕事をしたいから、嫌な人にはお金をおいて帰ってください、ってはっきり言います」だって。それを言うなら、「お金はいらないから帰ってください、って言います」だろうが!そんな戯言を聞かされている私達客が嫌な気持ちになるのは分らないのかしら?あなたのお店をリピートしようって人はあんまりいないよ。もっと謙虚になってください。以前から、ミシュランは味よりも西洋人が理想としている和の美しさ、店のインテリア、ハード面での美を重視して採点しているとは思っていたけれど、この店でそれがはっきり分りました。がっかりでした。

明日から沖縄旅行。いや~な気持ちを払しょくしてきま~す。