チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

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石垣島

2014-04-13 | グルメ色な日記

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石垣島に行ってきた。関空から直行便で2時間半と意外に近い。霞の中、明石大橋が見えた。マリンパレスのマンションも見えたよ。

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沖縄好きの私だが石垣は初めてだったのですごく期待していた。でも、離島行きフェリー乗り場、という中継地点にとどまってしまったさびれ気味の島には、ちょっとがっかりだったな。

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空港からレンタカーに乗り、島を一周。雨予報だったがなんとか天気がもってくれ、うれしいぐらい蒸し暑い。沖縄本島の北部、ヤンバルの森エリアに比べて開発が随分と遅れているんだろうけど、かといって昔ながらの集落があるってわけでもないんだな~、でも信号が全くないから爽快なドライブはできる。

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畑の中の食堂で昼食を食べることにした。八重山そばは豚の肩ロースの煮込みとさつま揚げの千切りが入っているシンプルなそば。店のおばあが「うちはやぎ汁が名物なんですよ」って言うから、「じゃあそれも」、と頼んでしまったけど、その臭さに注文したことを大後悔した。臭み取りにヨモギと生姜をたくさん入れるのだが、肉は脂っこいラムって感じでまだ食べることができたが、スープの臭さはとても飲み干せなかった。高校野球の決勝戦を見ながらダラダラと頑張ったけど無理!おばあ、ごめんなさい!見ていない時に、外の溝に半分捨ててしまった私を許して下さい。。。

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あとで島の人に、よくまあやぎ汁なんて食べたね~と感心されてしまった。やぎ汁が好きな人は早死するそうな。コレステロールがすごいんだって。

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市の中心街に入っても、全体に寂しい。二階建てビルの小さな公設市場には那覇の牧志市場のような賑わいもなく、観光客向けの精肉店が数軒、そして物産店があるだけ。地元の人は一体どこで魚を買うの?刺身屋という魚店が町中にはあるが、そこでも魚を丸ごと売っているわけではないようだ。大手スーパー、マックスバリューが何軒かあり、地元民はそこで買物する様子。

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島らっきょうの根っこの処理をしていたおばあが唯一風情あった。

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島唄に誘われて入ったのは、ライブをやっている居酒屋「うさぎや」。観光向けなんだろうけど、料理は全部美味しかった。

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旬の島らっちょうを酢みそ、天ぷら両方でいただく。島豆腐のチャンプルーもうまい。石垣牛の握り寿司、マグロと海ぶどうの軍艦巻きは島の料理店での定番のようだ。

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石垣島の牛も魚も、一口に言うと柔らかくてヌメ~っとしている。気候も海水も暖かいから、しまりがないのかな~。でもタコは柔らかくて気に入った。普段明石の噛みごたえありすぎのタコを食べつけているからそう感じたんだろうな。

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二日目は竹富島に渡り、レンタサイクルをしてな~んにもないけど石垣に囲まれた沖縄の伝統家屋が残る小島を回った。天気もよく、有名な星砂のビーチでエメラルド色の海をカメラにおさめることができた。向こうに見えるのは小浜島。

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砂とは呼ばれているが、星砂は実は有孔虫の殻が堆積したものなんだとか。浜辺にはもう星砂はほとんどなくて、お土産用の星砂は沖から船でさらってくるなんて、夢のない話を土産物屋のお姉さんが聞かせてくれた。

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沖縄のアイスクリーム、Blue Seal ブルーシールを使った「大人のパフェ」は、サトウキビとバニラのアイス、そしてコーヒーゼリーの入ったパフェ。

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石垣島に戻り、島で一番美味しいと評判の魚料理店「ひとし」に行った。絶対数が少なくて口コミで広がると観光客が事前に予約するからか、石垣の評判店は数ヶ月先まで予約で一杯になるそうだ。ここも夕方電話をし、席が空き次第電話をくれるということで、8時半にやっと呼ばれた。マグロ専門店ではあるが、沖縄料理はほぼ網羅しており、ここで初めてのシャコ貝を食べた。

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シャコ貝は殻の合わせ目が波形をしている二枚貝で、2mぐらいの大きい物もあるそうだ。食用には20cmぐらいまでの小さいものが美味しいらしい。刺身を食べたが、海苔の味が口一杯に広がる。それは、シャコ貝には褐虫藻(かっちゅうそう)という藻が共生していて、栄養分をすべてこの藻からもらっているからなんだって。な~るほど。

実はこんな話ややぎ汁の話は全部、三日目に丸一日一緒に原生林の中を歩いて木いちごを摘み、潮のひいたマングローブで生態観察、西表島と石垣島にだけあるヤシの群生林、珊瑚や貝がたくさん打ち上げられている無人のビーチなどに連れて行ってくれたネイチャー?ガイドの佐伯さんに教えてもらった。

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佐伯さんは、昼食になかなか美味しいソーキそばを食べにも連れて行ってくれた。沖縄本島のソーキは豚のあばら骨を煮込んだものだが、石垣島では軟骨を煮込んだもの、っていう違いも教えてくれた。

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そして、ブルーシールより人気のあるジェラートも食べに連れて行ってくれた。石垣島ではいまやブルーシールではなく、いもり牧場が経営しているミルミル本舗というジェラートの方が人気で、空港や離島フェリー?ターミナルにも出店している。本店は海を臨む崖にあり、広~い土地を独り占めし、夕日を見ながらジェラートを楽しめる。サトウキビ、ちんすこう、フーチバー(よもぎ)、シークワーサーといった沖縄ならではの味がたくさん。

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ついでに、こちらは↓コンビニで見つけたちんすこうアイス。オレオクッキー入りアイスがあるわけだから、これもありかな。美味しかったたよ。でコンビニはというと、石垣にはCoco!しか進出していなかった。

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石垣島を含む八重山は牛の生産が盛んで、子牛は全国に出荷されて各地の銘柄牛になる。八重山で生まれ、JAおきなわの配合飼料で24ヶ月育てたものが石垣牛と呼ばれるそうで、その頭数は年500頭ぐらいだとか。これも佐伯さんからの豆知識。ネイチャーよりフードを学んだかもね。

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島で一番コスパの良い石垣ステーキ店「きたうち牧場」がハンバーガー店をオープンしたというので、最後にこれを食べてから空港に向かうことにした。

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Img_5680 1000円というなかなかの値段。ケチャップのかわりにラタトゥイユがかかっていたり、ポテトピューレがパンに塗ってあったり。パテが十分美味しいのに、余計なものを入れて損しちゃってる。もっとシンプルにして値段下げればいいのに~って思ってしまった。

花冷えの今日、神戸は曇り空で春は一体どこやら。でも、国際会館に来る石垣島出身のBEGINのコンサートに行くからウキウキ。さぁてと、今からコンサートで寒さをふっとばしてくるから、なんくるないさぁ~

そうそう、うさぎやには↓泡盛古酒の入った三線型BEGINの記念ボトルが飾ってあった。

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なぜなんだろ。私にとって沖縄は、帰ってきてすぐにまた行きたくなるところ。