商売繁盛の神様、えべっさん。1月9~11日に各地のえびす神社で催される十日戎は関西特有のもの。西宮えびすは福男で話題になるが、毎年高い倍率で40人の福娘が選ばれるのが大阪の今宮えびす。その縁起の良い福娘に、今年は娘の友達が二人も選ばれた。
彼女達に残り福をもらいに、寒波の和らいだ最終日にお参りに行ってきた。今年は連休と重なったため、昼間から人出が凄かった。大阪らしい陽気な早口リズムの「商売繁盛笹もってこい!」の歌の音楽テープが境内に鳴り響く。そして警備をしている警察のアナウンスまでが、「お賽銭は後ろの方から投げないでください。参拝者の頭にあたるととても痛いので、前方に進んでから入れてください!」と、これまためちゃ大阪やな~と、並びながら笑ってしまった。同じ関西でも神戸のえべっさんとはまた随分と違うもんだ。ついでに脱線すると、その日電車でえべっさんに向かっている時に、友人がよこしたメールのあきれるほどのボケぶりに口があんぐり。「商売繁盛できない笹持ってる?」すぐに、「わー縁起でもない、商売繁盛で笹持ってこい!のまちがいですー。なんで?」打ち間違いにしてはあまりにも素晴らしいできで、脱帽した。
拝殿で福笹を頂き、御札と吉兆と呼ばれる子宝(小判、銭袋、小槌、米俵、鯛など)を有償で福娘につけてもらう。福笹は今宮えびすでは本物だが、西宮えびすではプラスチック製らしい。そして、カメラ小僧のおじさん達が集まっている所には福娘が並んでるってことがすぐ分かる。数年前から留学生枠ができたそうで、こちらはその子達のよう。↓
さて、エルザとジュリアはどこだろう?そう、娘の友人は二人ともミックス。福娘は日本国籍でないとなれないそうで、重国籍の二人はなんとかクリアー。そう、エルザは以前紹介したイタリアンレストラン、シベリのお嬢さん。そして彼女の方が私を見つけて手をふってくれたので、無事に会えて良かった!エルザの列に並び、家内安全の吉兆をいくつかつけてもらい(昔から一生食べるものには困らない、と占い師という占い師には言われているのだが、食べるものに困らない金の米俵も可愛いからつけてもらった)、素敵な笑顔も頂いた↓。残念ながら、ジュリアの姿を見つけることはできず。
帰り道、浪速の台所黒門市場に寄り、まぐろ屋の店先で寿司、ふぐ屋の店先でひれ酒と軟骨の唐揚げをつまんだ。ふぐの軟骨なんて初めて食べたが、コリコリと美味しかった。それにしても中国人観光客の多さにはビックリだった。
梅田に戻り、芸能人御用達の鶴嘴のお好み焼き屋オモニがグランフロントにできているので、そちらも初挑戦。具沢山のオモニ焼きに、すじやキムチの入ったボリュームたっぷりの焼きそば。
そしてB級グルメオンパレードの〆は、ACTUSカフェのフォンダンショコラといちごのチーズケーキ。今年もきっと、食べ物に一杯囲まれる縁起の良い一年になるに違いない!