毎年1月は春節(旧正月)にあわせて新年を祝う中華料理にしています。今年の旧正月は2月8日。それをはさんだ40日間で29億人の人が移動する、と先日のニュースでいっていました。NYに住んでいた頃、この民族大移動の時期に日本(アジア)行きの飛行機を予約するのはとっても難しかったな〜ってこと、思い出します。
1月のメニュー:
- 中華くらげ
- 海老の甘酢あんがらめ
- 薄皮包み焼き
- 蒸鶏の葱塩だれ
- 肉団子と白菜の煮込み(獅子頭)
- 中華プリン
中華くらげ、海老の甘酢あんがらめ、中華プリンは神戸の老舗中華料理店、第一楼の味になんとなく近づけたかな。
海老はニンニクと鷹の爪をゆっくりと煮込んだ甘酢に揚げたてを漬け、からめます。
蒸鶏は胸肉ともも肉を両方を使ってみました。ニンニク、白ネギの青い部分、生姜、酒、塩で下味をつけ、もも肉は蒸し器で正統に蒸し、胸肉は電子レンジでチン。味比べだけじゃなく、手法を変えてどちらがその時のオケージョンに適しているか知ってもらうといいかな、と思って。
白ネギをこれでもか~っていうぐらい使い、ゴマ油とサラダ油もたくさん入っているのに、ちっともしつこくなくて、これはいけると思いますね。もも肉は絶対美味しいけど、意外と胸肉が美味しい!って言う人も多かった。
↑これはな〜んだ?電子レンジでラップが膨らんだ鶏胸肉です。。
揚げないでフライパンで焼いた春巻き:薄皮包み焼き。具はしっかり豚肉、人参、たけのこ、ピーマン。味付けは生姜、青ネギ、醬油だけなのに何もつけずにおやつ感覚で食べれます。こちらも、春巻きより好き〜!って言って下さる人が多くて良かったです。簡単だものね。
肉団子と白菜の煮込みは、ライオンの顔ぐらい大きな団子、ということで中国語では獅子頭シーヅートウ、と呼ばれている縁起のよい料理です。そして今回はおろし生姜を、上にたっぷりとのせてみました。
缶詰のくわいの水煮をたたきつぶして混ぜ込み、ハンバーグのように焼いてから、炒めた白菜とともに土鍋で煮込みます。肉団子にしっかりと味がついているので、スープは塩こしょうのみ。蒸鶏の蒸し汁も入れ、とっても濃厚で美味しいスープの出来上がり!今回も有効活用しまくって、捨てるものがあまりないお料理がたくさんできました。
くわいの水煮缶のシャキシャキ感に近いものはないのだけど、手に入らない時は長芋や蓮根で代用してください。
ハーフレッスンは通常の半分のメニュー、三品を作ります。今回は中華くらげ、蒸鶏の葱塩だれ、獅子頭でした。そこにYさんが、アラスカのお土産にいただいたのだけど、どうやって食べればいいの?とトナカイの肉の缶詰を持って来られました。う〜ん、私も食べたことない。フィンランド産って書いてる。缶を開けてみると、コーンビーフみたいな感じ。焼くのが一番だけど、さて何と?冷蔵庫にあるものっていったら紫玉ねぎぐらいだわ。じゃあ水煮くわいと紫玉ねぎと炒めてみよう、ってことになりました。味付けは塩こしょうだけ。これ、意外といけました。食べながら携帯で検索していた生徒さんが、「あっ、玉ねぎと炒めると臭みも取れていいって書いてる!」って。あたり〜でしたね。
デザートの中華プリン、メレンゲがきいてフワフワ。あんまり甘くないからいくらでも食べれる〜、と毎回完食でした。
↓そして、今回も豊中教室のお土産は最強でした。
2月のお料理は、ヨーロッパの北部、アルザスやベルギーのものを集めてみました。スケジュール等詳しくは、Brick Box の HPをご覧ください。