最近知り合ったMさんは神戸に移住してまだ数年もたっていないというのに、何十年も住んでいる私や友人が全く知らない神戸のレストラン事情に異常に詳しくて、ビックリしている今日この頃。
第一回食事会として彼女が私達を連れて行ってくれたのは、元々和食の板前だったシェフがやっているイタリアン柏木。寿司屋だった店舗をそのまま使い、カウンターでいただくイタリアンは創作力が半端じゃなくて、何もかも美味しかった。
カプレーゼ。苺のコンカッセとモッツァレラの上にはトマトのジュレ。
赤海老のビスクの具には刺し身の剣イカ。
フグと菜の花のパスタなんて初めてのコンビネーション。
カディフ、という中東の麺状の衣でパリッと揚げた鯛の周りは、炭焼きした下仁田葱の粉がアクセント。
良い猪の肉が手に入ったから作ってみた、というコンソメ。赤身と脂身は別々の仕入先だそうで、何日もかけて煮出した滋味深いコンソメは全く臭みがなくて絶品だった。
レンズ豆と苺大福?のような和風デザート。
柏木が大のお気に入りで応援したいMさんは、ほぼ毎週食べに行っているそうだが、同じ料理は全く出てこないのだという。でも先週はとうとう「月4回ペースで来るのはやめてくれませんか?メニューに困るんですけど・・」と努力家のシェフにも愛想を尽かされたそうだ。
もうすぐ第二回食事会。これまた聞いたことがない和食屋さんに連れて行ってくれるそうで、とっても楽しみ。
お正月のお節で登場した友人宅には介護が必要な家族がいて本当に大変なので、時々食事を届けに行く。この日は偶然にもダンナ様のお誕生日で、ドンペリのロゼ 2004のご相伴に私もあずかり、なんともラッキーな夜でした。