チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

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プラハ・その1

2019-07-24 | グルメ色な日記

暑中お見舞い申し上げます!

今年は例年よりも遅く梅雨入りしたからなんだろうけど、神戸は今日、梅雨がやっと明けた!寒かったり暑かったりで、寒暖差が身体に応える7月です。

東遊園地では梅雨の期間、初めての試みで「釣り(吊り)しのぶ」がお目見えした。江戸時代にはじまった涼の取り方だそうで、元々は、植木屋さんがお中元で配っていたのだとか。なんとも風流で粋ですね。苔玉のようなシダが濡れていて、風鈴がチリンチリンと、見ているだけでもとても涼やか。晴天の暑い日にはミストが頭上から出たりして、神戸市公園課も頑張ってますね。

お知らせが遅くなりましたが、5月末をもちまして、カフェの方は閉店いたしました。短い間でしたが、皆様ご愛顧ありがとうございました。現在ワイン教室は継続中、秋からは料理教室も再開する予定ですので、今後共どうぞよろしくお願いいたします。 

ベルリンに住んでいる姪のウェディング・パーティーに出席するため、6月はヨーロッパに行っていました。旅友のM子に声をかけたら、同行する!ということで、彼女の希望でプラハにまず飛び、数日過ごしてから列車でベルリンに入ることに。成田からウィーン、そして、プロペラ機に乗り換えてプラハへ。

6月の中央ヨーロッパは、観測史上最高の暑さだった。北アフリカからの熱波のせいだったそうで、石畳からのきつい照り返しがそれに輪をかけ、灼熱だった。元々ホテルにしかクーラーがないような国々だから、カフェやレストランや美術館、どこに行っても涼むことができなくて果てしなく暑かった。ドイツのメルケル大統領が熱中症で震えていたと報じられていたのもこの時。

 オレンジ色の屋根で有名なプラハの街は、色々な時代の建築様式の建物が混在していて、とても美しい。高台のプラハ城に続くカレル橋を渡りながらの朝の散策も最初は余裕の笑顔だった。

が、あまりの暑さにM子はだんだんとアフリカ難民のような格好。登城道の最後の階段きつかったな。

でも登り切ると、突然視界が開けてホッとするきれいな景色。

宮城前ではちょうど閲兵の交代時間。

 

昔の城下町を散策しながら下っていくと、チェコで一番古いという小さなぶどう畑。

狭い城下町はあまりに観光客が多くて、写真の撮りようがなかった。。

チェコはビールが有名。日本のビールはピルスナーというスタイルなのだが、そのピルスナー発祥地はチェコである。「バドワイザー」はアメリカのビールとして有名だが、実はチェコの醸造所の名前を使用しているため過去何度か訴訟になり、現在ではお互いの国では相手のビールは違う名称が使われている。アメリカのバドワイザーは、ヨーロッパでは「バド」「ブッシュ(オーナーの苗字)」と呼ばれているのです。

街中にはいたる所に大小さまざまな地ビールのビアホール(ホスポダ)がある。つまり、居酒屋。そしてどの店も、チェック/伝票の裏はこうなってる↑

みんな一体どれだけビールを飲むのか!って感じだ。(左上の100Lはテーブル番号であって、100リットルではありません、念のため)

仔牛のカツレツ、ボヘミアンスープ、キャベツの酢漬け、牛肉煮込み。写真を撮る前に食べてしまったチーズフライとかもあった。。

ホテルの朝食をたらふく食べ、早朝から活動して昼前には空腹状態のM子と私の胃袋は何年経っても健在。しかし、私はもう量を食べれない。今回も何度か彼女にあとを任せることがあった。健啖家とは彼女のことをいうのだろう。料理を楽しみたいから、なるべくビールは飲まない、お菓子は食事前には食べない、何軒か回れるように、お腹いっぱいになるまでは食べない!が鉄則。

LOKALロカールという名前のこのホスボタを出た瞬間、二軒隣の店に目を奪われて入る。

なんてきれいなケーキ!と思いきや、これは オープンサンドイッチだった。オシャレでびっくり!この店ではケーキも置いてあり、オープンサンドは改めて食べに来ることにして、この日はケーキだけにしておいた。

チェコではオープンサンド文化がある、ということを今回初めて知った。嗅覚がきく私達は数日後、地元の人がひっきりなしに入ってくる庶民的な老舗店を見つけた。

なんて種類が多いのか。見たこともないデコレーションされたオープンサンドの数々!

チェコの通貨はチェコ・コルナ。1コルナは約5円。だからこのオープンサンドは150~200円ぐらい。

この店は地元のお惣菜屋さんのようで、色々なフライやサラダ、肉料理、ケーキ、そしてもちろん生ビールまでなんでもあり。小さなテーブルもいくつかあり、ちょっとした立ち食い屋さんでもある。

また朝から走り回ってて空腹だった私達はやたらと料理を注文して昼前からビールを飲みながら幸せ一杯。窓から見える向かいのビルの装飾の美しさにもうっとり。そして何より値段の安さに満悦。

今回の旅、ネタが多すぎるので、続きます。。