伊香立小学校のグランド奥の遺構は弾正館跡
お城のデータ
所在地:大津市伊香立下在地町 map:http://yahoo.jp/Z0UPns
区 分:弾正館跡比 高:約30m
現 状:森林・竹林・小学校のグランド
遺 構:曲輪・基壇・切岸
築城期:織豊期
初城主:林宗林坊
目標地:伊香立小学校
訪城日:2015.3.31
伊香立小学校のグランド奥の遺構は弾正館跡
下段の曲郭・切岸・基壇
春休み中なので、許可を得てグランドのネットの破れ穴から、曲郭へ
上段の竹藪とグランド
伊香立小学校
現地の状況
生津城は、近江と京と繋ぐ途中越の起点である途中から坂本へ抜ける街道沿い、伊屋ヶ谷の通称城山といわれる小丘上に築かれている。城跡は、伊香立小学校の立つ丘陵の台地の両側に「伊屋が谷」の小字名が残り、地元では「城山」を称さてる小丘だある。乗馬川に突き出た半島状の先端に南北に2段の郭を連ね、乗馬川を堀に見立てる地形である。
【伊家ヶ谷(いやがだに)】を挟んだ東側の丘陵には「弾正(武家が名乗る役職名)」の地名が残り、伊香立小学校付近の台地上に生津城主の居館が存在したと推測される。
上段の曲輪(竹藪)は小学校のグランドも一部城域と考えられる。下段の曲輪は広さは30m×40mほどで削平状で、乗馬川は、切岸状に落ち込み堀の地形である。極めて防御性に良い。民家側の斜面に腰郭なのかの段郭状に平坦地があり、城道のようになってます。折り返す箇所には(虎口形状)土塁のような高まりもあります。畑地の跡か?
香の里資料館
伊香立イラストまっぷ
歴 史
生津城は「近江與地志略」のは「城山」を記す。林宋林坊(はやしそうりんぼう)と言う者の居城として紹介されている。
参考資料:大津の城郭・ 伊香立イラストまっぷ・滋賀県文化財保護協会資料・長谷川博美氏踏査図・滋賀県中世城郭分布調査9
今日も訪問して頂きまして、ありがとうございました