朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

「高時」所感

2008年12月14日 09時37分48秒 | 歌舞伎・文楽
昨日は朝から外出。

いろいろ動き回るだろう、と思ったので
新宿で都営の一日乗車券を買っておいた。

まず歌舞伎座へ。
昼の部1幕目「高時」を見る。

北条高時というと、
闘犬に凝った愚かな執権、というのが私のイメージ。
ただ配役が梅玉で、「愚か」とは少し違う感じなので、
どんな芝居なのかよく分からない、というのが
見る前に思っていたこと。

見た後もよく分からない。筋があまりつながっていない感じがする。
そんなに高時が愚か、という感じはしなかったのだが。

高時が自分の犬を浪人に殺され、
最初はその浪人を処刑しようとしていたのだが、
結局部下の諫言を容れて処刑しない、という部分と、
その後の烏天狗に誑かされる部分の
つながりがよく分からない。

まあ、そこまで考えて見る必要もなく、
誑かされる場面の動きの面白さなどを
楽しんでおけばよいのかな、とも思う。
諫言に対して返す梅玉の声も良く、
そのような点では楽しめたし。

例によって幕見だったのだが、
前列で座っていた人(いい年したおっさん)が前傾姿勢で見ているので、
後ろの列から頭が邪魔になった。
仕方なく途中から立って見ていたのだが、
このあたり、分からない奴は分からないから
予め注意しておいて欲しいなあ。

踊りはあまり好きではないので、
次の「娘道成寺」は見ずに出る。
御成門、高田馬場とCDを借り替え。
途中で飲んで動きづらくなったので
真っ直ぐ帰宅。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする