朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

アンバランスは己に報いる

2008年12月18日 08時46分57秒 | 社会
ソニー社長「需要減これほどとは」 雇用より業績優先(朝日新聞) - goo ニュース

株主・取引先・従業員は
企業にとってどれもステークホルダーであり、
いずれかのみを優先すると、必ず報いがある。

ソニーは近年、人材流出が激しいようだが、
「従業員」軽視の姿勢が招いた、自業自得だろう。
それを反省せず、なおも「業績優先」「株主優先」というのは
経営判断として正しいのか。

短期的には苦境を逃れるかも知れないし、
株価低迷による買収の危機を逃れるために必要だ、ということかも知れない。
しかし、次の商品は?となると、
そこには人材が不可欠であり、それはかけがえのないものだったりする。
また、従業員の削減により品質・精度が劣化してしまうと、
結局売れ行きが落ちたり、不良品によりコストが増加したりする。

さて、この経営判断が正しいのか。
私は次なる危難を呼び込む、誤った判断では、と危惧するのだが…。
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連休に崩す本の山

2008年12月18日 07時20分10秒 | 落語・講談・お笑い
昨日も出勤できず。

図書館から借りた本がたまっていたので、
(落語関連ばかりだが)消化。


●「大落語(下)」(平岡正明)

やっと読み終わった。非常に読みづらい。
最後の方の「お直し」論は興味深かった。
ただ、普通の聞き方ではないだろう。


●「新宿末広亭 春夏秋冬「定点観測」」(長井好弘)

1年間全番組通って、レポートする、というもの。
(さすがに、前座からトリまで全席見る、はできないが)

「ちゃんとやって欲しい」とか非難している場合もあり、
特に芸協の時に全く見に行かない私にとって、
「どの人が出ているときに行くと、腹を立てずに済みそうか」が
分かって参考になった。

一度行ってみるかな。


●「談志絶倒昭和落語家伝」(立川談志)

昭和29~30年の落語家の写真が載っており、
談志がその写真・落語家について語っているもの。

30人近く掲載されているのだが、
談志が最初に書いている「この時期の噺家は、これでほとんど全て」
という言葉が、いろいろ考えさせられた。

今は人数が10倍くらいになっているが、
落語のバラエティ(具体的に計測できないが)が10倍になったか、
というと、そうではないと思う。

確かに、新しい感覚の新作派(柳昇や圓丈チルドレンなど)や、
談志のような解釈をする人間は、
人数が増える中で発生したものだと思う。
それでも、バラエティは2倍になっている程度かな、と感じる。
あとは人数が少ない頃には各芸人の間にあった違いが、
その弟子などによって埋まっていく感じ。

もっとも、「落語」の範囲内では
それくらいが限界なのかも知れない。
バラエティが2倍になっていることは
評価できるし。
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