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延期したら?

2008年12月21日 08時02分07秒 | 法・裁判
暴力団員も裁判員に? 法に規定なし、排除できず(神戸新聞) - goo ニュース

こんな話が今更出てくるのか。
本筋ではないだろうけど。

裁判員制度について、少し様子を見ていたのだが、
まだ日本全体で無作為に候補者を募って、と運用するには
時期尚早に思える。

「国民の裁判への参加」というお題目は正しいと思うのだが、
国民がそれを受け入れる程成熟していない。
(赤紙、って表現が普通に出てくるし)
裁判員を務めることで、社会について考えるようになる面はあるだろうが、
そのために実際の裁判が使われるのは適当ではない。

もう少し、「小さく産んで、大きく育てる」ことを考えるべきだと思う。
まずは希望者から募ってみて、
そこから国民全体に広げていく、とか、
「刑事裁判で量刑も含めて」ではなく、
「事実認定のみ」から始める、とか。
さらに言えば、いきなり「裁判」ではなく、
もっと身近な「議会傍聴のハードルを下げる」とか
「行政の評価に参加する」とか。
いきなり抵抗が大きいところも含めて始めようとして、
総スカンを食らっているように感じる。

この状態で始めても、「国民参加」でやりたかったことは実現できない、
元も子もない状態になるのでは?
いったん白紙に戻して、進め方を考えるべき状態だと思う。

# 謀略論的に見れば、
 今裁判員制度を導入しようとしているのは、
 導入に失敗して、
 国民に「裁判は専門家に任せておけばいい」と思わせて、
 今までのような「閉ざされた法曹」を正当化しようとするための
 大々的な作戦だったりして。
コメント
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