吉川潮「月亭可朝のナニワ博打八景」読了。
まあ、本人が「あとがき」でも書いている通り、
聞き書きを元にした小説であり、ウソがあっても良いのだが、
違和感・間違いでは?と思う話がけっこうある。
(小春団治が後の春団治だ、とか、
仁鶴を吉本に引き込んだ話、とか。)
やけに談志の話が出てくる感じがするのは、
吉川潮が立川流の顧問であるのだから、
ここは割り引けば良いと思う。
あと、誤字が多い。
「技雀」って何だよ。
出版業界の事情は知らないが、
作者本人の目は通るんだろ?
そこでスルーしてしまうのは、(上記の間違いを含めて)
結局この男が上方落語について頭に入っていない、ということだと思う。
今までから「可朝」について書きたい、と言ってきた割には、
正直、雑で掘り下げが浅いと感じた。
単に「可朝」をネタにして、
自分の師匠(本当かどうか知らんが)の阿佐田哲也と同じような、
博打小説を書きたかっただけなのでは?と思った。
書かれている内容は、話半分(以上)で読んだ方が
良いと思う。気楽に読めるけどね。
まあ、本人が「あとがき」でも書いている通り、
聞き書きを元にした小説であり、ウソがあっても良いのだが、
違和感・間違いでは?と思う話がけっこうある。
(小春団治が後の春団治だ、とか、
仁鶴を吉本に引き込んだ話、とか。)
やけに談志の話が出てくる感じがするのは、
吉川潮が立川流の顧問であるのだから、
ここは割り引けば良いと思う。
あと、誤字が多い。
「技雀」って何だよ。
出版業界の事情は知らないが、
作者本人の目は通るんだろ?
そこでスルーしてしまうのは、(上記の間違いを含めて)
結局この男が上方落語について頭に入っていない、ということだと思う。
今までから「可朝」について書きたい、と言ってきた割には、
正直、雑で掘り下げが浅いと感じた。
単に「可朝」をネタにして、
自分の師匠(本当かどうか知らんが)の阿佐田哲也と同じような、
博打小説を書きたかっただけなのでは?と思った。
書かれている内容は、話半分(以上)で読んだ方が
良いと思う。気楽に読めるけどね。