朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

落語納め

2008年12月30日 11時44分22秒 | 落語・講談・お笑い
日曜に帰省する予定だったが、
少し体調が悪かったので1日家で休み、
昨日移動。

京都で少し時間をつぶして
「繁昌亭」で枝三郎のR-18指定の会。
いちおう、今年の「落語納め」の予定。
「大名道具」が目当てだったのだが、正直、期待外れ。


「中風小便」(石松):×+

ネタが本っ当に悪い。
「商売根問」から入ってくるのだが、
「小便」の話に入る部分が訳分からん。
「こんな小便の音に聞こえて、儲けた」という話があるのだが、
その部分が、小便の音に聞こえない。
無理ネタだと思う。
最後の「小便の音が中風に聞こえる」小咄、程度のネタでは?

あと、この人の喋り方・芸風も好きになれない。
出の、頭をずっと下げて拍手を強要する姿勢とか。


「堀越村のお玉牛」(枝三郎):△-

お玉が村に来た経緯から入る「お玉牛」。
それがプラスになるか、というと、別にどうでも良いと思う。

あと、夜這いの部分が拙い。
台詞回しが雑。仕草が粗い(尻尾で叩いているように見えない)。
トチリ多し。


「粋曲」(内海英華):△+

唯一ほっとした時間だったかも。
少し声が出ていなかった感じもするが。


「大名道具」(枝三郎):△

全体に粗い。

新婚初夜の小咄は、個人的には気に入った。
他の小咄は特に目新しいものはなかった。

ムダな科白・トチリが多いのと、地の文が多いのが気になる。
そのため全体的にリズムが悪く、
このネタのバカバカしい雰囲気が伝わらない感じ。
設定が好きな噺なんだけどなあ。
もっと工夫の余地はあると思うのだが。
コメント
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