昭和的情景

石元泰博さんの

図録をいただいた

２５日まで

佐世保市博物館

島瀬美術センターで

巡回展が行われている

クールなのに

体温が高くなるような

人間臭さを

感じさせる写真家


街角は

集う場所であり

すれ違う場所でもある


路地裏に

時代を見たり

現実を見せつけられたり


追い込まれた

袋小路から

見上げた空は

微かな希望だろう


開放的な砂浜の

上に広がる空は

絶望的だったりも

するのだろう


いつかのキミに

出逢える気がする


あの頃のワタシが

少し怯えて

こちらを

見据えている

そんな気もする


氏の作品の

真の被写体は

アナタなのかもしれない