七つの旅

昨日

突然に舞い込んだ

祖母の御兄様の

訃報


桜の花弁も

散りゆく

春の雨の中

先に逝ってしまった

祖母や実父の分まで

送らせていただきました


やさしい伯父様でした

穏やかで

いつも微笑みを

絶やさない

シャイで優しい

方でした


ただでさえ

少ない身内が

また・・

淋しくなります


白木の棺に

濃紫の飾り結び

されている

紐がありまして

ソコには

七つの輪が

形作られていました

納棺師の方が

おっしゃって

いたのですが

ごく親いヒトとは

七回の

廻り合わせが

用意されてるとか

夫婦であったり

親子であったり

兄弟であったり


そう思うと

やがて訪れる別れは

永遠ではなく

束の間の

次へ繋がる

旅立ちなのかな


そう思えたのなら

臆するコトなく

キミを乞うことも

できるでしょう


神様どうか

今こうして

キミと関わり

あえているコトが

七回目でナイことを

祈りましょう


せめて

もう一度

いや

あと六度

巡り逢いたい

手繰り寄せたい


ホントは

何度も

何度でも