そこで
廻り続けるコト
で
そこから
いつか
飛び立てるのでは
なんて
考えたコトは
ないのだろうか
風車よ
だれかのチカラに
なるためならば
労力を厭わない
なんて
あまりにも
格好良すぎるんじゃないか
風車よ
その
佇まいは
あまりにも
偉大
で
あまりにも
遠くまで
見越していて
無力で
見上げるしかない
ワタシすら
掬い上げて
くれそうだった
いつも
大きなチカラ
は
無力であるモノも
肯定してくれる
いっそ
否定してくれたなら
もう少し
逞しくなれるだろうに
きっと
偉大なモノは
偉大であり続けるコトに
尽力するから
他者を
否定する暇なんて
無いのだろうな
あぁ
廻り続けるコト
は
惰性ではなく
逞しさ
だ
風を受ける
というコトは
危機ではなく
風を跳ね返す
チカラを培う
好機
だ
風車よ
キミは
何かを教えようと
するために
そこに在り続けている
ワケではないんだよね
キミは
何かを変えようと
するために
そこに在り続けている
ワケではないんだよね
キミは
キミの天命を
全うするだけ
そう
信じて
止まないだけ
そう
最初から
最後まで