
明け方の せつなき夢に 君が来て
行こうと言ってくれた 行こうか
ー佐藤りえー
天気
が
悪い
の
は
気圧の谷。
の
せい
なんだ
其処
は
空気
が
少ない
ん
だって
高気圧
に
挟まれて
ちょっとだけ
居心地悪そう
だけど
ちょっとだけ
守られている
気
も
して
悪くないわね
ボク
の
腕の中
で
微睡みながら
キミ
は
云う
きっと
こんな
状態ね
悪くないわね
あなた
に
埋もれて
息苦しい
なんて
冥利に尽きるわ
と
キミ
は
笑う
とても
シアワセ
で
少しだけ
淋しい
ボクら
の
trough
窮屈
過ぎる
くらい
息
を
するのも
惜しい
くらい
抱きしめて
閉じ込めて
時には
青空
よりも
雨音
に
掻き消されたい
守られていたい
そう
想えるほど
儚い
フタリ
の
trough