昨夜
和室
で
洗濯物
を
畳んでいたら
ん?
視線の先
に
大きな虫
が・・
おっ!
蝉
だ〜っっ
恐る恐る
持ち上げると
羽音
が
ブルン
生きてる!
しばらく
眺めていたけれど
さて
どうしましょう?
子どもたち
は
蝉
を
見て
喜ぶ齢
では
もう
ナイ
し
愛犬
は
興味津々
で
凝視
している
此れ
は
此処
で
余生
を
全うしていただく
には
不適応
な
気
が
して
降雨
が
気になりながら
も
玄関先
の
桜の木
の
傍
に
そっと
帰した
夜中
に
雨音
が
強くなり
心配
で
朝から
探したら
ご覧の通り
しっかり
と
しがみついて
鳴き始める
タイミング
を
察っている
ようだった
蝉
の
一生
は
短い
と
云われるが
其れ
は
外敵
や
環境
次第
ましてや
土の中
では
数年もの
月日
を
費やし
光射す場所
を
夢見て
成長し続けている
いざ
飛び込んだ
地上
は
さぞ
眩しかろう
人工光
の
下
でも
その
美しい造形
は
歓び
を
体現しているよう
だった
蝉
の
一生
を
儚い
と
嘆いていた
自身
の
方
が
よほど
頼りない気
が
していた
ましてや
蝉
の
シアワセ
なんて
なんなんだろうねぇ
なんて
勝手
に
憐んでいた
自身
が
ひどく
恥ずかしい
生き物たち
は
その環境
を
生きるコト
そして
自身
の
後継
を
残すコト
に
いつでも
一生懸命
だ
無いモノ。
に
固執するヒマ
なんて
ナイ
ほど
有るモノ。
を
守るコト
に
全身全霊
を
注ぐ
ーアナタにはそんな勇気がある?ー
そう
問うように
一期一会
の
此の
蝉センセイ
が
鳴き出す
日
が
待ち遠しい
ーアナタが決めたコト。
それがアナタが生きる意味よー
其れ
に
返答するように
ワタシ
も
自身
を
脱ぎ捨てて
いこう
此れから
も
人生
は
一度きり
だけれど
気付かされる機会
は
山ほど
在るのだ
自身
の
羽音
に
気付ける
うち
は