愉しい話
は
ナイ
の
だろうか。
そう
キョロキョロ
見回したくなるような
哀しい報せ
不安な知らせ
が
ぐるぐる
渦
を
巻く
愉しい話
は
ナイ
の
だろうか。
そう
俯きかけた
目線
の
先
に
吾が身
を
案ずる
視線
あり
愉しい話
は
ありますよ。
白いキャンバス
に
一点
二点
と
たとえ
黒い涙
が
零れた
と
しても
其の
すべて
を
塗り潰す
必要など
ナイ
の
ですよ
と
瞳
の
奥
の
光
が
諭す
哀しむコト
だけ
が
弔い
では
なく
悼むコト
だけ
が
祈り
では
なく