![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/b2/0eddff4757ddf17ffb2e64a651ddae42.jpg?1607606315)
バードモナミ
が
閉店してから
丸三年
経つ
しばらく
は
考える
のも
イヤ
だった
最後
の
方
の
慌たゞしさ
や
惜しむ声
に
咳立てられる
ような
責められている
ような
なんか
逃げ出したいような
ようやく
逃げ出せるような
正直
そんな気分
だった
それも
いまだから
云える
し
いまだから
解るコト
だけれど
しばらく
は
極力
シャッター
が
閉まった
店
の
前
も
出来るだけ
通らないように
していた
バードモナミ
の
幻影
から
引き摺り込まれそう
で
怖かった
一日も早く
昨日まで
の
出来事
を
うんと
遠く
に
感じたかった
気
を
紛らわすように
誰にも
遭わぬように
自然
の
中
へ
逃げ込んだ
想いの外
心地好くて
ようやく
日々
に
夢中になるコト
が
出来た
少しずつ
自身の中
から
バードモナミ
が
剥がれていった
でも
何故だろう
最近
バードモナミ
の
カップ
を
用いて
家
で
お茶
を
飲むように
なった
もちろん
美味しいなぁ
とも
想うし
あの
ロゴ
と
マーク
を
やっぱり
カッコイイなぁ
と
想う
マスター
とも
折に触れ
短い
やりとり
を
交わす
マスター
の
甥っ子
で
ただいま
ブレイク中
の
こがけん。
の
コト
や
最近
行った
美術展
の
話
お元気そうで
何より
軸も
変わりなさそうで
何より
時間
って
凄いな
時間
って
有り難いな
自身
に
必要
な
部分
だけが
濾過され
タペストリー
みたいに
記憶の壁
に
飾られ
いま。
と
云う
風
に
心地好く
揺れている
今度
店の前
を
通る時
には
少しだけ
スピード
を
緩めてみよう
と
想う
きっと
落ち着き
を
取り戻した
バードモナミ
は
朽ちていくコトなど
無く
あたたかく
道祖神
みたいに
微笑み
佇んでいるコト
だろう
ほんとう
は
逃げ場。
でも
籠。
でも
なく
ただ
あたたかくて
ただ
優しい
唯一無二
の
場所
だった
あの頃。
の
ワタシ
に
とって
は