させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

カゴノソトカラ

2020-12-09 20:58:00 | 日々のこと



バードモナミ
閉店してから
丸三年
経つ


しばらく
考える
のも
イヤ
だった

最後
慌たゞしさ

惜しむ声

咳立てられる
ような

責められている
ような

なんか
逃げ出したいような

ようやく
逃げ出せるような

正直
そんな気分
だった

それも


いまだから
云える

いまだから
解るコト
だけれど




しばらく

極力
シャッター
閉まった
出来るだけ
通らないように
していた


バードモナミ
幻影
から
引き摺り込まれそう
怖かった

一日も早く
昨日まで
出来事

うんと
遠く
感じたかった


紛らわすように

誰にも
遭わぬように

自然
逃げ込んだ


想いの外

心地好くて

ようやく
日々
夢中になるコト
出来た

少しずつ
自身の中
から
バードモナミ
剥がれていった


でも
何故だろう

最近

バードモナミ
カップ
用いて
お茶
飲むように
なった


もちろん
美味しいなぁ
とも
想うし


あの
ロゴ
マーク
やっぱり
カッコイイなぁ
想う


マスター
とも

折に触れ

短い
やりとり
交わす

マスター
甥っ子
ただいま
ブレイク中
こがけん。
コト

最近
行った
美術展


お元気そうで
何より


軸も
変わりなさそうで
何より




時間
って
凄いな


時間
って
有り難いな


自身
必要
部分
だけが
濾過され

タペストリー
みたいに

記憶の壁
飾られ
いま。
云う
心地好く
揺れている


今度
店の前
通る時
には

少しだけ
スピード
緩めてみよう
想う


きっと

落ち着き
取り戻した
バードモナミ

朽ちていくコトなど
無く

あたたかく
道祖神
みたいに
微笑み
佇んでいるコト
だろう



ほんとう

逃げ場。
でも

籠。
でも

なく


ただ
あたたかくて

ただ
優しい

唯一無二
場所
だった


あの頃。
ワタシ
とって
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