何かと
理由をつけて
勝手口を開けては覗く
以前
謎の木が
いつのまにやら
同場所に自生した話をしたけれど
今度は
いつのまにやら
柊の木が
その横にちょこんと自生していたのだ
植物博士でもないワタシにも
その特徴的な葉の形はピンとくる
鬼門に植えたり
節分やクリスマスにはかかせぬ
魔除けの効果があるとも
このご時世
わが家に災いなど舞い込まぬよう
神様からのギフトであろうか
いやいや
きっと
ワタシたちが家を持つ前
勝手で伐採された彼等は
朽ちるコトなく
屈するコトなく
機が熟すまで
じっと地面下に息づいていたんだろう
ー謎の木の台詞ー
ん?
悪い奴らじゃないみたいだな
また
家木として
殺風景になってしまった此の場所に
育ってやるか・・
ー柊の木の台詞ー
アニキ!
あっしも後に続きます!
どこかしら危なっかしいコイツらを
一緒に見届けてやりましょう!
そんな
結束力のもと
ワタシの植物を眺めるひととき。
は
守られているのだろう
此の厳しい環境下
傍らに
生き物の気配を感じるのは
ほんとうに有り難いし
ココロ豊かになる
自身も堂々と
お日様浴びながら
上を向いていこう
もっと伸びていこう
そんなエールも
受け取れたりもして