
今日も よしだ屋ナイツは
まったり イイ時間が 流れていました
昼の 慌ただしさとは うって変わり
BGMも 店内を 優雅に
包みこんでいるようで
お客様も お食事はもちろんですが
時間や空間を 楽しんでくださっている気がします
常連さんの 服装が 秋めいたり
おでんや 豚汁が 人気だったり
ていねいに 時が流れてる感が
とても 嬉しく思うのです
帰り道 少し離れた駐車場に向かう道を
空を見上げながら
街を見渡しながら 歩いていると
恵比須神社の 桜の木が
オレンジ色の街灯に
幻想的に 浮かび上がっていて
ふいに タイムスリップしたような
不思議な感覚に 陥りました
そう あれは 桜の咲く頃
桜色の花びらトンネルを
子供みたいにスキップしていたっけ
嬉しいコトがあったのか
花々の柔らかさがそうさせたのか
今となっては 思い出せないけれど
ひさしぶりに
「あの頃に 帰りたいなぁ」
なんて ほんの半年前の
戻れない時間を思う
何も 失くしていない
何も さほど 変わっていないはずなのに
もう散る準備をしている
葉桜の下を お気に入りの
ブーツで 静かに歩く
今を かみしめる
一歩一歩 踏みしめる
帰れないから 願うのだろう
戻れないから 振り返るのだろう