Be-1のドアミラー。ベースに長さの違うボルトを取付けてあるので机上で自立します。前後可倒式でコストダウンと軽量化のため電動ミラーではありません。
CADが導入される前の製品なので、すべて手描きの難易度の高い図面でした。左右の形状は似ていますが、取り付け角度が異なるため勝手違いではなく全て別図面。
下にあるのは1983年に日本で初めて認可された電動ドアミラー。当時最もフロントウインドウが傾斜していて、設計条件が厳しかったS12シルビアに合わせ、フルドア(パネルドア)構造と、サッシュドア構造の各車に対応するミラーベースが作られ、パルサーEXAを皮切りに日産車すべてに展開されました。この難しい条件のドアミラーを経験した直後だったので、Be-1のドアミラーがデザインできたと言っても過言ではありません。
タミヤ・ミニ四駆。2013年のイエローバージョン、2014年のレッドバージョン、2019年のブルーバージョン。さすがにホワイトバージョンが登場する気配がないので、余っていたブルーバージョンをホワイトバージョンにします。
注目すべきはランナーに刻印された1989年の文字。当時Be-1のブランドビジネスは一業種一社として、トイ・ホビー関係はバンダイに集約していました。タミヤはそれを知らずにフライング。金型はお蔵入り。ブランドビジネスが終結後に復活。
この商品のパッケージや説明書には、いろいろな商品でお馴染みの日産公式ライセンスのマークはついていません。タミヤの意地か?
日本の自動車メーカーでブランドビジネスを成功させたのはBe-1が初めて。当時トイ・ホビー関係でライセンスに厳しかったのはフェラーリと日産くらいでした。