海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1198 草稿「火山」

2018-05-22 | 


草稿「火山」

絵で言うとエスキース、下絵といったところですが、書では、草稿といいます。

こんなのを何枚か書きながら、段々と気分を高めて行ったりするわけです。

最近、あちこちで活火山が噴火をし、地球の圧倒的な力を見せつけられています。

ところで、もう45年近く使っている僕の雅号「海山」の意味をご存じでしょうか。

辞典で調べればわかりますが、「海底の火山」を意味する言葉です。

決して、海千山千からとった言葉ではないのです。

深い海溝の奥底で、人知れず活動を続けている火山の様な存在。

目立ちはしないけれど、内なるパワーを秘め、噴火の時を待つ活火山。

そんな感じで目に止まった語でしたが、サラブレットでも、派手でも、目立ちたがりでもない僕にとっては、ちょうど良い号です。

書道の雅号といえば、普通、徒弟関係で、師匠や先生につけてもらうらしいのですが、もちろんこれは自分でつけたものとなります。

こんな号は、まだ他の人の使用を見たことはありません。一見とても大きくて掴み所がないのですが、自分では気にいっています。そして、相変わらず使っているというわけです。

さて、「火山」どうなるでしょう。

あちこちで噴火中の火山も、僕のこの小さな火山も…。