海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1462 バンブーサックス チューニングその4

2019-04-03 | 工作


チューニングの続きです。

大きく開けすぎてしまった穴をどうするか。

丸い箸で穴を埋めて、別の所に再度穴を開けるということも考えましたが、やはり、竹でいきたいので、径に合わせた竹を埋め込む方法にしました。

そのために、まず穴を少し大きく真っ直ぐにドリルで穴を広げて、丁度合う竹を入れて接着しました。

竹は、小筆の軸です。

幸い使えなくなった小筆ならたくさんあります。(一応、書家ですから…。)

もちろん、長めに接着しておいて、ボンドが乾いてからきれいに削りました。

これで穴が小さくなって、吹いてみたら、ほぼC 。

ついでに一番上の穴もきれいにして、これも偶然にも D 。

一応、C D E F G A B C D と、ほぼ出来上がりました。

ただ、オクターブ上の音はうまく出ません。裏の穴が大き過ぎたようです。

それにしても、かなり苦労しましたね。

合ってはいますが、ちょっと吹き方を変えたりすると音も変わります。

室外と室内でも微妙に違うようです。

結果として、揺らぎの音連発のものになったようですが、はじめて作った1号器ですから、こんなものでしょう。

でも、愛着のわく一本です!

次は、もうちょっとうまくできるでしょう。