海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1566 メダカ考 なぜ今までメダカは増えなかったのか

2019-08-20 | その他




メダカ考 なぜ今までメダカは増えなかったのか。

写真は、8月18日つまり一昨日、親の水槽から、水草ごと卵を移した別の容器(1.8kg入りの味噌のプラスチック容器)です。

分かりにくいですが、移して二日目、既に孵化している赤ちゃんが見えます。

今年はこんなにも次々と産まれて、ちゃんと成長しているのに、今まではどうして増えなかったのか、を考えてみました。

何年も(おそらく10年以上)メダカを飼っていましたが、ずっと10匹前後でなかなか増えない状態でした。

元々、庭のボウフラ退治の為に、田んぼの側溝で見つけたメダカを、軒下の水甕の中に入れて飼っていたのです。

最近のメダカブームには、特に興味もなく、夏の蚊を少しでも減らそうということでした。

また金魚も外で飼っていますから、どうしても金魚の方に目がいって、あまりメダカの世話はせずに、自然のままで、と思っていました。

ところが、昨年の夏にトンボのヤゴがいて、メダカがほぼいなくなってしまったので、メダカの繁殖をしている人から50匹程頂きました。

外の二つの水甕と、室内の水槽で飼っていましたが、一年間でほぼいなくなりました。

この春、室内には新たに、地元の農作物直売所で購入した楊貴妃メダカ(といっても三匹400円)を導入して、メダカの観察に入りました。

メダカも金魚の様に、エサをくれる人が近付くとちゃんと寄って来ます。案外慣れるものです。

しかし、春が過ぎ夏が近づいても、いっこうに卵は生みませんし、底の水草の陰に隠れてあまり動こうともしません。つまり、元気がないのです。

6月28日、ランチュウの新居を作るついでに、室内のメダカを外に出し、外の水甕で生き残っていた三匹を加えて、一つの水槽(45㎝)に移しました。

楊貴妃三匹、ヒメダカ一匹、白メダカ一匹、普通のメダカ一匹。計6匹です。

今度は半分陽の当たる濡縁。

キンギョソウに加えて、ホテイアオイを四株入れました。

7月15日、稚魚発見したので、あわてて別の容器にホテイアオイごと移しました。

ホテイアオイには、卵がいっぱい着いていました。

次の日からは、メダカ赤ちゃんが次々と泳ぐ姿を見ることができるようになりました。

親の雌メダカ三匹は、毎日お腹に卵をくっつけて泳いでいます。

そして、今では、実は別容器が6個、次々と育っています。


こんな風に記してみると、今では繁殖できなかった理由がよく分かります。

・メダカには太陽の光が必要だということ。やはり四季を感じて生きているのですから、外の方が良いですね。

・稚魚を守ってあげなければならない、ということ。
 残念ながら、産まれても親が食べてしまうのです。だから、必ず別の容器に移してやらないといけません。

・天敵もいます。トンボのヤゴやそれにボウフラも稚魚を食べるそうです。

・当然ながら、雄と雌とがいなければなりません。また相性もあるようです。

・水草をたっぷりと入れていた方がよい様です。赤ちゃんが産まれても隠れることができます。親メダカからうまく逃げおうせば、成長できます。

・稚魚の成長に適した水であること。金魚では青水というのですが、日光をたっぷり浴びた緑の水、目に見えないほどの小さな生き物や食べ物がいっぱいです。

以上、考えたことまとめておきました。メダカの繁殖の初心者の参考になればと思い、記してみました。