草稿「火山」
絵で言うとエスキース、下絵といったところですが、書では、草稿といいます。
こんなのを何枚か書きながら、段々と気分を高めて行ったりするわけです。
最近、あちこちで活火山が噴火をし、地球の圧倒的な力を見せつけられています。
ところで、もう45年近く使っている僕の雅号「海山」の意味をご存じでしょうか。
辞典で調べればわかりますが、「海底の火山」を意味する言葉です。
決して、海千山千からとった言葉ではないのです。
深い海溝の奥底で、人知れず活動を続けている火山の様な存在。
目立ちはしないけれど、内なるパワーを秘め、噴火の時を待つ活火山。
そんな感じで目に止まった語でしたが、サラブレットでも、派手でも、目立ちたがりでもない僕にとっては、ちょうど良い号です。
書道の雅号といえば、普通、徒弟関係で、師匠や先生につけてもらうらしいのですが、もちろんこれは自分でつけたものとなります。
こんな号は、まだ他の人の使用を見たことはありません。一見とても大きくて掴み所がないのですが、自分では気にいっています。そして、相変わらず使っているというわけです。
さて、「火山」どうなるでしょう。
あちこちで噴火中の火山も、僕のこの小さな火山も…。
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