版画「ミミズク」
具象的なものばかりやっていると、時々とても抽象的表現をしたくなってきます。
まあ、とにかくハサミを動かして、できた形を版にしようと、切り出してみたのですが…。
やはり、何か分かってしまいました。
せっかく作ったのに、捨ててしまうのはつまらないから、ある実験に使うことにしました。
実験というのは、自作プレス機の実験なのですが、これは、四年前に頓挫してから、しばらく熟成していたものです。
ちょっとしたきっかけから、あるアイディアが浮かんで、一昨日から再開。
もちろん、手持ちのものを最大限使って、新たに購入するものを抑え、低価格、コンパクト、軽量、というコンセプトで行う実験なのであります。
写真では大きさが分かりにくいですが、明らかに、いつものはがき大よりも大きいでしょう。
B5のスケッチブックの用紙です。
とにかく、はがきよりも大きなもののプレスができる様にしようと思うのです。
昨日一気に試作して、早速使ってみたのですが…。
こんな感じ。
プレス機としては、明らかに、失敗です。
まだまだ凹も凸も刷り取れてはいません。安定もしていません。
しかし、失敗は成功の元。
改善策を考えます。
この過程がおもしろいですね。
ボチボチやります。
版画自体は、これはこれで、可愛らしい作になりました。
(B5用紙、三色三版)