海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1665 版画「鮭」

2019-12-19 | 版画


版画「鮭」

今日も版画。

でも、年賀状ではありませんね。

一版多色刷りの実験です。

気になったら、やってみなくちゃなりません。

一つの版しか使いませんが、多色で刷れる方法です。

鮭といえば、この時期はなんといっても、新巻き鮭なのですが、泳いでいる姿を想像して作ってみました。

実際に泳いでいるのを見たことはありませんが、お腹を裂かれて寒風にさらされている姿よりも、生きているのを描きたいですね。

バックをもう少し手を入れることも考えましたが、ここはシンプルに荒々しい感じで。


年賀状はまだまだです。

(はがき大、一版四色)

No.1664 版画「ミミズク」

2019-12-18 | 版画


版画「ミミズク」

昨日の失敗から、気を取り直して、はがき大。

もちろん、しっかりプレスできるのできれいに刷れました。

ただ、小さいパーツの取り扱いと位置関係が難しい。

今回はまた新しい発見があって、位置合わせに成功。

パーツの位置が同じもの、ちゃんと出来上がった。

一歩前進かな。

(はがき大、二版三色)

No.1663 版画「ミミズク」

2019-12-17 | 版画




版画「ミミズク」

具象的なものばかりやっていると、時々とても抽象的表現をしたくなってきます。

まあ、とにかくハサミを動かして、できた形を版にしようと、切り出してみたのですが…。

やはり、何か分かってしまいました。

せっかく作ったのに、捨ててしまうのはつまらないから、ある実験に使うことにしました。

実験というのは、自作プレス機の実験なのですが、これは、四年前に頓挫してから、しばらく熟成していたものです。

ちょっとしたきっかけから、あるアイディアが浮かんで、一昨日から再開。

もちろん、手持ちのものを最大限使って、新たに購入するものを抑え、低価格、コンパクト、軽量、というコンセプトで行う実験なのであります。

写真では大きさが分かりにくいですが、明らかに、いつものはがき大よりも大きいでしょう。

B5のスケッチブックの用紙です。

とにかく、はがきよりも大きなもののプレスができる様にしようと思うのです。

昨日一気に試作して、早速使ってみたのですが…。

こんな感じ。

プレス機としては、明らかに、失敗です。

まだまだ凹も凸も刷り取れてはいません。安定もしていません。

しかし、失敗は成功の元。

改善策を考えます。

この過程がおもしろいですね。

ボチボチやります。

版画自体は、これはこれで、可愛らしい作になりました。

(B5用紙、三色三版)


No.1662 赤い実三種

2019-12-15 | 


赤い実三種

早いもので、今年ももう師走。

今年の庭は、珍しく花や紅葉もまだ残っているので、寂しくはないのですが、やはり赤い実は目立ちます。

今年もちゃんと実を着けてくれました。

左から、「万両」「万年青」「十両」。

皆おめでたい名前がついていますね。

万両と十両はヤブコウジの仲間。

どちらも日陰で普段は目立たないのですが、この季節は存在感バッチリです。

我が家の万両はちょっと変わっていて、葉が波打っています。


そろそろ正月、年賀状の準備をしなければ、と思います。


No.1660 八つ目の蜘蛛

2019-12-10 | 版画


八つ目の蜘蛛

ちょっと変わった題材ですが、リクエストに応えたものです。

最近、平版の実験をまたしているのですが、なかなかうまくはいきません。

平版というのは、水と油の性質を利用して作る版に凹凸を作らずにインクを乗せる方法です。

石材を使ったリトグラフが有名ですが、これを紙でできないか、という実験なのです。

版となる紙を代えて、いろいろやっていますが、うまくはいきません。

でも、三枚くらいならなんとか…。

まあ、そのうちに、…。

気長にやります。

それにしても、八つ目の蜘蛛、題材はおもしろいです。目は緑色にしてみました。

No.1659-2 餃子

2019-12-06 | 




餃子、焼酎と

で、蒸しあがったところ。

ふっくらとまた大きくなりました。

今回は、酢の代わりにシークワーサーを絞って。

うーん!久しぶりに上出来です。やはり、挽き肉を使うより、美味しく感じます。

野菜は、有り合わせの、キャベツ、チンゲン菜、長ネギ。シメジとにんにくも入れました。

あとは、生姜、ゴマ、オリーブ油、酒、醤油、塩こしょう。

肉と野菜は同量ですが、肉っぽく感じます。

もちもちの皮も上出来です。

焼酎にはカボス。

しっかりとクエン酸を取り入れます。

今日は大満足!


No.1659 餃子

2019-12-06 | 


餃子

久しぶりに餃子です。

挽き肉ではなくて、薄切り豚肉を小さく切って使いました。

いつものヘルシー野菜餃子とは、ちょっと違って、大きめのしっかり肉餃子風です。

もちろん、野菜もたっぷり入っていますし、皮も手作りです。

これから、蒸します。


No.1658 書「蜘蛛は…」

2019-12-04 | 


書「蜘蛛は…」

山頭火句「蜘蛛は網張る私は私を肯定する」

いかにも自由律俳句といった感じの句です。

山頭火の句には、大自然を大きく観た様なものはあまりありません。

その代わり、草や虫などがよく登場します。

蟻もコウロギも蜘蛛も、みんな山頭火の仲間のようです。

勇気の出てくる句です。

案外素直に書いてみました。

No.1657 書「ヂヤズとお経と…」

2019-12-03 | 山頭火


書「ヂヤズとお経と…」

山頭火句「ヂヤズとお経とこんがらがって」

という句。

とても面白い。

九州の玄関口、門司でのことをジャズの句にしている。

当時の門司は大都会。

港町のいろいろなものが交じり合う感じを「こんがらがって」と表している。

昭和のはじめ頃にこんな風にジャズを俳句にした人が他にいるのだろうか?

バナナの句とともに、是非書いてみたい句である。

まだまだ草稿段階だけれど、こんがらがった感じを出したいところ。

まだ読める。

もう少しこんがらがせねば、…。

今では、すっかりレトロが売りの観光地となった港町。

ジャズの音は、今もあちこちで流れている。