゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

ウンチクがんちく「パンの世界⑫」

2009-01-30 17:21:52 | うんちく・小ネタ

パン教室「カフェ・タブリエ」主宰 森本 まどか                                          石窯の余熱で中はもっちり

100_1087_2 2年ほど前から、仲間で集まって石窯で自家製                             酵母のパンを焼いています。まきを燃やして300                            度以上に熱し、灰をかき出して温度が適温に下                              がるのを待ち、持ち寄ったパン生地を窯に入れま                            す。窯の内側では、石に蓄えられた熱が、いろいろな方向から放射さ                 れます。つまり「余熱」で、じっくりとパンに火が通ります。200度前                              後の余熱が2時間以上も続き、大きいパンもしっかりと焼けます。                               パンの中心から火が通るので、オ-プンで焼いた時と食感が違いま                             す。必要以上に水分が飛ばないので内部はしっとり、もっちりとした                              焼き上がり。それでいて表面はバリっと香ばしく焼けるのです。本当                            に、石窯は魅力的なものです。おいしさもさることながら、赤々と燃え                             るまきを見つめつつ、時間と手間をかけて作る、昔ながらのパン作り                             に思いをはせるのが楽しみなのです。でき上がったら、旬の野菜や、                             パイやタルトなどのデザ-トも、窯に入れて焼きます。おいしい地物の                             ワインやビ-ルが進みすぎるのが難点かも。土地が広く、煙が出ても                            迷惑がかからない場所が多い北海道は、石窯でのパン作りには敵地                            です。今後、ますます石窯ファンが増えることでしょう。

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