゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

元気な植物たち<ニシキギ>-冬編-⑤

2010-01-30 12:07:00 | うんちく・小ネタ

紅葉美しく漢方薬にも

100_7371 前日の暖気とその夜の放射冷却が組み合わさると、翌日の早朝、冬の木々たちに氷の花が咲きます。地上に落ちずに前年の秋から枝先にぶらさがったままのニシキギの赤い実にも氷の花が咲いて、朝の日の光に照らされて輝いていました。カメラのファインダ-をのぞきながら、輝きを放つこの赤い実が私たちに「地球の元気」をつたえようとしているのむかもしれないと思いました「太古の昔から、地球の元気=地球のエネルギ-そのものなんだよ」と。秋の紅葉の美しさと縁起の良い漢字名から庭木としてもよく植えられているニシキギ(錦木)は、漢方にも用いられる薬木の一つです。薬用部分は翼状物のついた枝て衛矛といい、血のめぐりを良くする活血、月経を通じさせる通経の効果があり、無月経や産後の腹痛に用いられるほか、その前液には血糖降下作用が報告されています。さらに民間薬では、昔から、黒焼きにした翼状部を飯粒で練って紙にのびして患部に張り、トゲ抜きの妙薬として使われていました。(堀田清・北海道医療大准教授=写真も)

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元気な植物たち<キハダ>-冬編-④

2010-01-29 15:28:41 | うんちく・小ネタ

古来の民間薬 胃腸に効能

100_7372 北方系生態観察園内には、とても重要な薬木で、アイヌ民族が最も神聖な木の一つとして珍重していたキハダが多数自生しています。背が高い木で、初夏に咲く小さくてかれんな花や晩秋まで色づく実を目線の高さで見ることのできる幼木はごくわずかです。冬。その数少ない幼木の枝先についたシワシワになったブドウの房のような実を見つけました。1粒つまんで食べてみると、ほろ苦さとミカンの香りが口の中に広がりました。これも大地のエネルギ-なり。外側の皮をはぐと現れる鮮黄色の内皮部分が薬用部分。黄柏といい健胃薬です。古来より、日本各地で黄柏を主成分とする民間薬があり、陀羅尼助(奈良)、お百草(信州)、練熊(山陰)などが胃腸薬として有名です。黄柏は、中国最古の本草書である神農本草経にも掲載されている生薬で、黄連解毒湯、温清飲(うんせいいん)などの重要な漢方方剤に配合されます。(堀田清・北海道医療大准教授=写真も)

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元気な植物たち<エゾニワトコ>-冬編-③

2010-01-29 11:41:16 | うんちく・小ネタ

文字通り「接骨」に効き目

100_7369 エゾニワトコ。薬用部分は茎と葉で、漢方では体の冷えを防ぐ袪風湿、血のめぐりをよくする活血、止痛の効果ある重要な生薬ですが、その漢字名「蝦夷接骨木」にも興味をひかれます。調べてみると、枝を黒焼きにして、うどん粉と酢を加えて練ったものを患部に塗布し骨折治療に使っていたことに由来する名前だそうです。まさに文字通りの薬木。私たち日本人は、植物をカタカナ名よりも漢字で覚えた方が名前の由来もイメ-ジできて、植物たちがより身近なものに感じられると思うのですが、いかがでしょう。北海道医療大にある北方系生態観察園には、すべての冬芽が緑色に輝いているエゾニワトコの木が1本だけあります。ほかのエゾニワトコの冬芽は小豆色の外皮で覆われているのですが・・・。暑がりのエゾニワトコなのでしょう。氷点下15度の森で、元気な緑色の冬芽の先端に氷の結晶が朝の弱い光を浴びて輝いていました。森の中で見つけたお金で買うことのできない宝石。この輝きは目から染み込んでくる感動という名の心のクスリです。(堀田清・北海道医療大准教授=写真も)

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元気な植物たち<オニグルミ> -冬編-②

2010-01-27 14:19:11 | ほっかいどう関連情報

高齢、虚弱体質の滋養に

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背の高い木々の枝先の迫力ある冬芽を観察するには、積雪2㍍の森がもってこいです。春から秋まで見上げていた枝も目線の高さで見ることができるということに、ある時ふと気が付きました。カンジキを履いて深い雪の中を歩いて行くと、息切れ、汗が流れ落ちます。汗は体にたまった毒を外に出してくれますから、運動不足になりがちな冬、たまの晴れた日に、森へ出かけると心も身体も温かくなるかもしれません。晴れた朝、前日降った白い雪帽子をかぶって力強く陽光に輝くオニグルミの冬芽を目に前に見つけました。5月の上旬ごろになると冬芽の先っぽから若葉が出てくるのです。冬芽はどれも張るになると毎日どんどん成長していく部分ですから、見ているだけで元気になります。栄養価の高い食材として知られている実は、胡桃仁(ことうにん)と呼ばれ、せき止め、便通をよくする潤腸、身体を暖める補陽の効果がうり、高齢者や虚弱体質の滋養薬や、老人性のぜんそく、腰痛、下肢倦怠感、便秘なとに用いられる大切な生薬です。(堀田清・北海道医療大准教授=写真も)

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元気な植物たち<モクレン> -冬編-①

2010-01-27 12:29:15 | うんちく・小ネタ

蓄えた「気」鼻炎に効く

100_7366 「四季を通して自然と調和する」は、漢方が説く病気予防の基本です。春・夏・秋・冬を通して旬の植物、食材を目、口、耳、鼻、肌、五官で感じることのできる北海道は、漢方の教えを実践できる世界一素晴らしい大地です。漢方で冬の過ごし方は「閉蔵(へいぞう)」。春から秋までためたエネルギ-=「気」を蔵の中に閉じ込めて熟成させ、心を暖め、春までじっと待つことです。「心身一如」は漢方の原点です。逆に、「心が冷える→身体も冷える」は、病邪が侵入しやすくなるのです。冬の森にも、植物たちの元気はたくさんあります。毛皮のコ-トを着て暖かそうにしているのは重要な薬木の一つ、モクレンの蕾です。春から秋までため込んだエネルギ-を「絶対逃がさないぞ」と言わんばかりです。まさに閉蔵そのものなり。蕾を乾燥させた辛夷は、漢方では鼻詰まりの解消の要薬です。風邪や鼻炎、蓄膿などの鼻詰まり解消には、葛根湯加川芎辛夷が良く効きます。

    ◇

漢方に詳しい堀田清・北海道医療大薬学部准教授が同大北方系生態観察園(当別町)で撮影した写真とともに、植物の秘められた力を紹介する。第3部冬編

※ほりた・きよし 1958年、日高管内浦河町生まれ。北海道医療大薬学部卒業、北大大学院薬学研究科修了。95年から現職。

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免疫療法併用で延命率向上

2010-01-25 14:02:23 | 健康・病気

白血病の放射線治療「限定照射」に効果

北大遺伝子病制御研究所の西村孝司教授(免疫制御学)と同大学院医学研究科の武島嗣英助教(放射線医学)らの研究グル-プが、白血病のがん細胞に放射線を限定的に照射することでリンパ球を活性化させ、がん細胞を攻撃する仕組みを突き止めた。免疫療法を併用することで延命率が大きく向上することも確認でき、2月に米国がん学会の専門誌「キャンサ-チ」(電子版)で公表する。

北大グル-プが確認

西村教授らは、白血病細胞を移植した多数のマウスに、エックス線を2グレィ(放射線吸収線量)、1回だけ当てたところ、がん細胞の一部が死滅。同時に、がん細胞を攻撃して殺すリンパ球の一種「キラ-T細胞」が大量に増殖することが分かった。実験では併せて、キラ-T細胞の働きを支援する機能を持つ「ヘルパ-T細胞」などを注射する免疫療法も実施。その結果、「がん移植後100日を経ても8割のマウスが生き残った」という。ヒトの場合、腫瘍など固形物のがんに対する放射線治療としては、2グレイの放射線を計約30回照射するのが一般的。照射の繰り返しはがん細胞を攻撃して縮小させる効果があるが、周囲の正常な細胞も攻撃してしまうため、患者の体にダメ-ジを与えるジレンマか゛あった。西村教授は「放射線と免疫療法の併用により、がん治療だけでなく再発防止効果が期待できる。2年後をめどに人体での臨床研究に移行し、効果を見極めたい」と話している。

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社会統計を読む

2010-01-22 16:15:47 | 日記・エッセイ・コラム

体形と長生きの関係

ある地域の住民の体形を極端な肥満タイプ・すこし肥満・標準体型・やせすぎの4タイプにより分けて、長生き率なるものの追跡調査が発表になりました。順番は①すこし肥満、②標準、③太りすぎ、④やせすぎの順だったと記憶しています。だがここで問題なのは、トップでも全体の40%後半で最下位のやせすぎは約37%位の方が平均寿命に達しているとことだったと思います。この数字が高いのか低いのかは各々の捕らえ方ですが、人は食物で生かされているということが理明であるならば栄養失調タイプが比率的に短命なのは頷けます。ただ、すこし太りすぎの多少栄養過多の長寿比率が約40%ラインということはたまたま生活習慣、育った家庭の食生活が利にかなっており、後年取り入れた健康管理が偶然にも真理を付いていた程度のような数字に思えます。そのことは、同じようなタイプでも50%以上の人が途中リタイヤしている、このことの方が重要です。いわんや、やせすぎの栄養失調タイプはたんぱく質などの肉類、魚肉、ビタミン、ミネラル分を多く含む緑黄野菜類や海藻類を意識的に食し、糖分でのエネルギ-源確保を是正する必要がありそうです。最近著した書籍にコレステロ-ルや脂質の重要な役割を示唆しています。人は約60兆の細胞でできています。その細胞のひとつひとつの形はコレステロ-ルが担い柔軟性は脂質が受け持っている。そのことは、メタボタイプもやせがたタイプも同じような血管による疾患が起きていることで理解できます。問題は油分の質にある。オメガ3とオメガ6の油分比率がバランスを保っていることが重要だとの見解です。

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ガ-デンらいふ「シンビジウム」

2010-01-22 14:43:50 | ガ-デニング

一鉢で部屋華やかに

100_7364 1本の茎に、ブ-ケのようにたくさんの花を咲かせるシンビジウム。一鉢あろだけで、部屋が華やぐ豪華さが魅力です。その豪華さ故に敬遠する人もいるかもしれませんが、さわやかなグリ-ンや透明感のある白など部屋になじみやすい色のものや、小型の品種も多くあります。また、最近では、東洋ランとの掛け合わせによる清楚な雰囲気の交配種も販売されています。いずれも、購入したものを再び咲かせるにはじっくりと栽培に取り組む必要がありますが、その分きっと大きな喜びを得られることでしょう。現在、購入した花を楽しんでいる人は、まず観賞期間を考慮します。涼しい温度であれば、数ヵ月間咲き続けますが、ずっと咲かせたままにしておくと翌年の開花に影響するため、途中で切除します。一概に言えませんが、目安は1ヵ月半と言われてます。その後の生育適温は20度程度。洋ランというと暖かさを好む印象がありますが、シンビジウムは25度を超えると暑がる、低温性の洋ランです。光、水、肥料。さまざまなポイントをクリアし、来年、見事な花に酔いしれてみませんか。栽培の詳しい内容は、花新聞235号で紹介しています。(花新聞ほっかいどう)

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薬剤の効果と限界

2010-01-21 15:53:52 | 健康・病気

薬学のオ-ソリティの言及を検証

当然の帰結として、薬剤に対しての自らの研究内容を最大限肯定的発言することは頷けます。より効果的な薬剤開発に携わっている方にとって、究極は万能薬の開発だとの認識です。だが、現状においての薬剤の問題点も多々存在することも否定はしていません。そのことを認識した上で使用する、最低の基準を把握しておく必要性があるようです。

  • 体調にとって何らかの問題、緊急性的異常が発現することが発病であり、そのことを解消する一つの手段として投薬や塗布をする。
  • 投薬すると血液濃度がアップする。食事後血糖値がアップする過程と同様な現象が起き、酵素でできた運び屋か゛異常個所に供給し濃度は緩やかに減少していく。
  • 遺伝子的微妙な差異により、血液濃度が減少しない体質の人が約8%存在している。
  • 体内に存在しない異物が侵入することによって、副作用が起る。
  • 肝臓や腎臓の解毒作用が解決してくれる。(毎日の食品でも認定基準値内とはいえ混入している・環境にも問題ないか・タバコやお酒を飲んでいる・加齢で部位の弱体化など等で機能低下により認知症などが発症するリスクを否定できるのか疑問?)
  • インフルエンザなどのウイルスが生き延びるために耐性菌に変異する。同じように薬剤の耐性化が起きる。特に抗がん剤などに起きる可能性が顕著。どの薬剤も効果がなくなる。再発後の著名人の訃報は・・・!?
  • 八方美人的薬剤の開発が究極との発言、一方で不足した栄養素が発病の最大要因との研究成果もあります。

緊急的に、手術や薬剤投与で一命を取り留められたこととは視点を変えて、食物によって生かされている原点を見直し、自己免疫力を高め、傷口が自然に治る神秘性を再認識することが元気に生きることの証しのような気がします。

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竜馬が乗船、沈没「いろは丸」復活

2010-01-18 14:18:44 | ニュース

広島・鞆の浦で就航

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幕末の志士坂本龍馬が瀬戸内海で乗船中に衝突、沈没した蒸気船「いろは丸」を模した公営観光渡船「平成いろは丸」が9日、広島県福山市の景勝地・鞆の浦-仙酔島間に就航した。福山市は、今月から放映が始まったNHK大河ドラマ「龍馬伝」のロケ地の一つ。市の名前と同じ龍馬役の福山雅治さんの人気にあやかり、新たな観光の目玉として集客アップに期待している。いろは丸は、全長約54㍍、約160㌧の英国製で伊予州藩が所有。海援隊が借り受け、1867年に武器などを長崎から大阪に向けて運ぶ途中、備後灘で紀州藩の蒸気船「明光丸」と衝突し、えい航中に鞆の浦沖で沈没した。平成いろは丸は全長約22㍍、19㌧と本物より小ぶり。定員は99人で、木目調の船内には龍馬の写真や古い操舵輪、コンパスも設置され、レトロな雰囲気が漂う。仙酔島では、11月まで龍馬といろは丸展も開催される。

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ホルモン回復へ卵巣保存

2010-01-15 14:53:27 | 健康・病気

聖マリアンナ医大臨床研究 がん治療前に凍結

100_7360 膠原病やがんの治療の副作用で卵巣の機能が失われる前に一部を凍結保存し、治療後に本人に移植する臨床県境を始めると、聖マリアンナ医大(川崎市)産婦人科の石塚文平教授、鈴木直准教授らが9日までに明らかにした。学内の倫理委員会の承認を得た。女性ホルモンのエストロゲンが欠乏すると心筋梗塞や骨粗しょう症などにつながる恐れがあるため、卵巣の移植でホルモン分泌を回復させる狙い。既にサルを使った同様の実験で周期的なホルモン分泌を確認している。卵巣の機能か、゛失われると、女性ホルモンの投与のため通院しなければならないが、保存していた卵巣を移植して機能すれば、通院の必要がなくなる。また、より自然な自分のホルモンを得られるのが利点という。凍結保存によって卵巣内にある卵子も保存されるため、子どもをもつことがのできる可能性もあり、国内では慶応大、岡山大などが白血病などの女性を対象に凍結保存に取り組み、海外では出産の報告例もある。ただ技術は未確立といい、石塚教授らは安全な手法の開発を目指す。石塚教授らは対象を、治療に抗がん剤を使う膠原病や子宮頚がん、初期の乳がんなどに拡大。3年間で18~39歳の女性50人に実施する。計画では、抗がん剤や放射線の副作用で卵巣が機能不全になる前に、最低でも6分の一程度の組織を採取し、厚さ1㍉以下にスライス。凍結時に水分が固まってできる氷により細胞が傷まないように、独自の技術で脱水し、マイナス200度で急速に凍らせる。治療後に組織を解凍し、卵巣があった場所や卵子ができた場合に採取しやすい皮膚の下などに移植する。

卵巣や卵子の凍結保存 卵子のもとになる細胞を含む卵巣組織や卵子を体外に取出しして液体窒素で凍結、保存する方法。卵巣の場合は標準的な手順が決められるほどのデ-タはなく、各国で研究が進行中。卵子の凍結は既に国内で50施設以上が実施しているが、妊娠に至る確率は2%程度と低い。聖マリアンナ医大の研究チ-ムは、卵子の確保だけでなく周期的なホルモンの分泌も重視。卵子の凍結は、がんなどの治療が差し迫り、卵巣を凍結保存する時間的余裕がなかったり、早発閉経で卵巣が委縮を初めていたりする場合の補助的手段と位置付けている。

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砂漠でも野菜作れます

2010-01-14 12:32:45 | ニュース

三菱化学 専用コンテナ開発

100_7363 三菱化学は12日、砂漠や寒冷地、都市などさまざまな場所で気候や環境に左右されずに野菜を栽培できる「コンテナ野菜工場」を開発したと発表した。水の循環・再利用設備や太陽電池などの発電・蓄電システムを備え、省エネ性も高い。一基5千万円からの販売で農業に適さない地域への投入を想定。1号機は4月、中東・カタ-ルに投入する。野菜工場は、幅2・4㍍、高さ2・9㍍、長さ12・2㍍のコンテナを使いパッケ-ジ化したシステム商品。蛍光灯や発光ダイオ-ド(LED)も照明を利用した水耕栽培で、病害虫の侵入がなく無農薬での栽培も可能。レタスや小松菜などの葉物野菜を1日約50株収穫できる。太陽電池電力を商用電源と併用することも可能で、将来的には太陽光発電のみて゛の稼働を目指す。

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ガ-デンらいふ「知識検定」

2010-01-13 14:14:24 | ほっかいどう関連情報

合格者には認定ロゴ

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新年を迎え、心新たに1年の抱負を掲げた人も多いでしょう。まだという道内のガ-デナ-は、今年「北国のガ-デニング知識検定」(札幌商工会議所主催)を受けてみてはいかがでしょうか。これは北海道の気候に合った植物の栽培方法や庭づくりの知識を問う試験。道内の書店や園芸店などで発売中の公式テキスト(A4判オ-ルカラ-220ペ-ジ、2500円)の内容に基づき出題されます。第1回は昨年3月に実施。主催側るの予想を上回っる527人もの受講者が集まり、そのうち約半数の266人が合格しました。合格者にはロゴの使用が認められ、フォロ-アップり実技講座や園芸などにかかわるボランティア活動への参加が呼びかけられます。第2回となる今年は、3月13日午前10時~11時半に実施予定。既に申し込みを開始しています。会場は北海道経済センタ-(札幌市中央区北1条西2)ほか。受講料は5千円です。2月6、13日には試験と同じ会場で、対策講習会も予定されています。(両日とも内容は同じ)。定員は各200人、受講料5千円。詳しくは、札幌商工会議所のホ-ムペ-ジか℡011・231・1375へ。花新聞ほっいどうでも、第1回検定問題の一部を抜粋し、解説する試験対策企画を連載中です。(花新聞ほっかいどう)

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ウナギ 祖先は深海魚

2010-01-12 14:14:53 | うんちく・小ネタ

東大など発表 DNAを解読

100_7356 川や湖に生息するニホンウナギなどは、浅い海に生息し姿が似ているアナゴやハモ、ウツボより、外洋の深海に生息するシギウナギなどに近いことが分かった。東京大海洋研究所と千葉県立中央博物館の研究チ-ムが、ウナギ目(もく=科の上の分類)などの計56種について、細胞小器官ミトコンドリアのDNAを解読、進化系統を明らかにした。成果は6日、英王立協会誌バイオロジ-・レタ-ズ電子版に発表された。ニホンウナギの成魚は、太平洋のマリアナ諸島西方まで回遊し、やや深い所で産卵するとみられることが、水産庁の開洋丸が昨年行った調査などで判明している。なぜ遠くまで産卵しに行くのか、長年の謎だったが、もともと祖先が外敵の少ない熱帯の深海を生息場所としていて、次第に餌の豊富な川や湖に進出するようになつたと考えられるという。海洋研の西田睦教授によると、1億年ほど前は、大陸の形や位置が現在とは違い、ニホンウナギの祖先か゛生息していた深海から、陸の川や湖への距離が近かった可能性がある。ニホンウナギは近年、養殖用の稚魚「シラスウナギ」が不足。親ウナギに産卵させて卵から育てる完全養殖技術が開発されたが、まだ市場に安定供給できる状況ではない。親ウナギの性成熟や産卵、ふ化後の成長を解明する上で、深海の近縁種の生態も手掛かりになると期待される。

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ウイルス変異に即応

2010-01-11 13:14:54 | 健康・病気

インフル対策 北大など                                                        次世代ワクチン研究 粘膜に噴霧 免疫力を活用

今後の新たなインフルエンザに即納できる次世代ワクチンの開発に、北大が医薬基盤研究所(大阪)や東大などと共同で取り組み始めた。皮下注射型の現行ワクチンと違い、ウイルスが取り付く鼻や気道に噴霧して免疫力を引き出す「粘膜投与型」。ウイルスの型が分かれば取り置きの株で即座に製造に取りかかれ、株の変異にも対応できるのが特長だ。マウスでの有効性は確認されており、2011年度中に臨床試験の一歩前まで進めたい考えだ。

国の先端医療開発特区(ス-パ-特区)として補助金を受け、09~11年度に実施される。代表者は同研究所の山西弘一所長。現行ワクチンは特定のウイルス株を攻撃する「抗体反応」を利用。インフルエンザウイルスは同じ型でもさまざまな株に変異するため、流行しているウイルス株そのものを入手してからでないと製造できない。昨春から世界的に流行しているH1N1型の新型インフルエンザでは、世界保健機関(WHO)発生を確認してから日本で製造が始まるまで約3ヵ月かかった。これに対し、粘膜ワクチンでは、感染直後は免疫タ-ゲットが幅広い性質を利用。H1N1型の株を使ったマウス実験では、変異したいくつかの株にも効果が証明された。このため、型が分かれば手持ちのウイルスが製造できるという。A型インフルエンザウイルスの型は全部で144あり、どの型が新たな流行を起こすは予測できない。北大大学院獣医学研究科はすべての型を保有しており、粘膜ワクチンが実用化されれば、どんな型が流行しても素早い対応が期待できる。北大の喜田宏教授(獣医微生物)は「マウスの実験では効くことが確かめられており、今後の課題は人への効き目やその持続性、投与回数などの見極め。安全性を徹底して検証しようと話し合っている」としている。研究グル-プは、同様に免疫力を引き出す別のタイプのワクチンも研究している。

技術的には可能: インフロエンザをはじめとする人獣共通感染症に詳しい山内(やまのうち)一也東大名誉教授 ワクチンを粘膜に投与した場合でも免疫ができるので、理論的には効果が期待で゛きる。しかも現行ワクチンか゛重症化防止を主眼とするのに対し、粘膜投与型は感染そのものの防止に役立つ。こうしたワクチンがデザインされるべきだと考えてきた。技術的には可能ではないかと思う。

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