慢性疾患に対する診療方法に、対症療法(目の前に現れる症状に 応じた療法)で次々と投薬を繰り返すことに、患者側も先生側も疑 問を感じ、行き詰まりを見せているのが現況だと云われています。 そのような中、西洋医学を学びながら東洋医学を習得した先生方 は、四千年の歴史ある漢方や鍼灸また気功などとも組み合わせ、 その伝承によって非常に良い結果を得ることが出来ても、永年科 学的根拠に乏しいと揶揄されてきたとのことです。ところが、「福田 ~阿保理論」と言う画期的な、検査方法が確立され、21世紀の診 療方法の主力になり、対症療法と決別するのもそう遠いことではな いのではと言われています。その検査方法とは、白血球バランス を定期的に調べ、健常者の構成比である(顆粒球約60:リンパ球35: マクロファ-ジ5)、総数で5、000~8、000個でこのうちガン細胞等 に対応するのはリンパ球で約35%ですので1、750~2、800、この リンパ球数が発症している方を検査すると1、000以下に成っている とのことで、これを2、000にすることを目標とし、あらゆる代替療法を 屈指して是正し、正常数値へ導くことによって健康体を確保すると 言うことです。これらを実践されている方々は、日本自律神経免疫 治療研究会の先生方です。
1996年頃「福田~阿保」二人の共同によって、発見されたことに白 血球は自律神経の支配下にあると言うことです。白血球は自己免 疫機能を司り、外部から侵入しようとする細菌やウイルスと戦い防 衛する働きや内部で異常発生した、例えばガン細胞などを食い殺し、 正常体(健康体)へと是正する働きを有すると言われています。この ことは免疫学上動かしがたい事実として、世界的に認知され、免疫 機能を高めることによって、あらゆる病状に対処でき、自己自然治 癒力だけが随一完治可能な方法であるとのことです。誤解ないよう に記しておきますが、大怪我や毒薬その他の致死量を超える緊急 状態は、現代医学の最新技術に頼らなければ成りませんが、外科 医も傷口などの完治は免疫力によりますとのことです。自律神経は 交感神経と副交感神経とで構成され交感神経は日中活動的な(思 考的・肉体的状況下)行動時において起動し、血管も縮小傾向にあ り、あるホルモン分泌により血流も抑制されている。所謂緊張状態 でこの時血圧も高くなる。その上何らかの原因で緊張状態が過度 に継続されると、白血球の中の顆粒球が増えリンパ球の減少で2千 をきり、1千をきるなどの極端な状態になったとき、免疫機能が発揮 できずガン細胞化されるようです。一方副交感神経は日中の活動を 癒す休息モ-ドで、消化機能を活性化し、食事と睡眠によって、免疫 機能のリンパ球を活性化維持しようとする。但しあまりにリラックスし 過ぎの生活習慣が続くと、今度はリンパ球過剰状態になり、血管拡 張状態での高血圧や低体温化などによってアレルギ-性の病気に 罹りやすいといわれています。このことを踏まえて、白血球のバラン ス(分画)を検査しながら、正常値へと導くべき、あらゆる治療方法を 例えば鍼灸や漢方また温浴、勿論食事療法は重要等の代替療法 (西洋医学療法以外)などとの組み合わせによって、免疫機能を正常 バランスへ移行させることが重要なことであるとのことです。